ただ、No.1056がスーパーマーケットの隣だったのに対して、こちらはオリックス劇場(もとの大阪厚生年金会館大ホール)の隣なので、公園の雰囲気はずいぶんと違っていて、少しよそ行きなところがあります。
例えば、劇場の正面入口の前が、劇場内をイメージさせるような階段状・客席状になっているところなどがよそ行きです。
人気の公演がある時は、ここで開場待ちをする人もいるのかも知れません。
園内は、先程のレンガ敷きの広場付近を挟んで東と西とに大きく分かれており、東側は、クスノキ、ヒマラヤスギなどの大木の下に、サクラがたくさん植えられた広場になっています。樹の大きさから見て、サクラだけ後で植え足したようにも見えます。
桜の下を進むと、大阪出身の詩人、児童文学者である百田宗治の詩碑があります。
何もない庭
日がかげれば 何もない庭はさびしい
日さへ照ってゐれば 万朶の花の咲きにほふ心地がする
百田宗治
■現地の解説板より「百田宗治」1893(明治26)年、大阪市西区に生まれる。新町橋近くで多感な少年時代を過ごした。代表作の一つ「何もない庭」はこの詩人の生涯の頂点をなす澄んだ心境を歌ったもの。大阪市
そして、西半分は遊具コーナーになっています。
特別にかわった遊具はありませんが、小ぶりな複合遊具のほかに、滑り台とブランコが2種類ずつ、砂場、鉄棒、ラダー遊具などもあって、小学校低学年くらいまでなら十分な遊具が揃っています。
複合遊具は、クライム壁も滑り台も傾斜がゆるく、幼児向けのサイズです。
滑り台を大・小揃えるのは大阪市では標準的な配置ですが、この公園のものはどちらも比較的新しいモデルの滑り台に更新されている点が特徴です。
ブランコも一般的な座板タイプと乳幼児向けのバケットタイプがありますが、どちらも最近に更新されたように見えます。
この遊具コーナーがある西北の角には、「新町九軒桜堤」の碑(右端)、加賀千代女の句碑(左端)、そして何者かわかない石(中央)がありました。
公園側を向いて設置されているのは良いのですが、手前の灌木が茂りすぎているので、少し整理するほうが良いように思います。
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