2577/1000　新阿波座公園（大阪市西区）

周りは中サイズのビルが建ち並ぶため緑の少ないエリアなのですが、その中に公園だけがポッカリと浮かんでいます。

樹木保護の目的もあってか、高木のクスノキやヒマラヤスギなどの足元にビッシリと灌木などが植えられており、これが緑のボリュームアップにも役立っています。

それから、最近の公園では、大きくなりすぎた樹は台風の時などに倒れて危険なため先手を打って伐倒してしまうことが多いのですが、ここはまだその波が押し寄せてきていないことも良いですね。

施設としては、幼児向けの遊具が一通り揃っています。

幼児向けの幅広滑り台と、乳幼児でも安心のバケット式ブランコがセットで置かれるのは、大阪市内の公園では一般的な光景です。

最近の市街地では園庭のない保育所が増えているので、公園にこれくらいの遊具があると喜ばれるように思います。

もう少し大きな、小学校低学年くらいの子供さん向けに、こちらの複合遊具もあります。

このように遊具もあるのですが、どちらかと言えば冒頭で述べた緑の深さの方が勝っていて、ビジネス街ならではの落ち着いた「ポッカリ感」が味わえます。

人の多い昼休みは避けて、午後2時くらいにボンヤリするのにちょうどいい感じです。

懐かしい名前を見たので検索すると、三菱銀行は1996年4月に合併で名称変更しているので、このベンチは24年も使われていることになります。
都心の憩いの場として貴重な新阿波座公園でした。

（2020年8月訪問）