北大阪急行・箕面萱野駅の西側一帯あたりは、現在は広く萱野という町名になっていますが、かつては旧西国街道沿いに芝という集落があり、その北側が北芝。No.3807 当対池公園の付近がそれに当たるようです。
この芝と北芝を結ぶ古くからの道沿いの100メートルほどの間に、3つの公園緑地が少しずつ離れて設置されています。さらに30メートルも進めばNo.3807ですから、ずいぶんと連続させたものです。
芝の方から入ってくると、まず初めは北芝第2緑地。集落内道路の交差点に面したちょっとした余地をポケットパークにしたもので、施設としては舗装とベンチくらいです。
「交差点の線形を改良する時に出た余地なのかな?」とも思いますが、歩道代わりに通り抜けるにしては短すぎるので、どちらかと言えば、交差点に広場要素をプラスする辻広場として整備されたものと考えます。
ここから西の方を向くと、住宅への引込道路と駐車場との間の隙間に、これまた小さな北芝第3児童遊園が見えます。
こちらがほぼ全景。出入口から測れば、奥行きは20メートルくらいあるのですが、樹木が旺盛に育っているので、実際に使えるのは半分くらいです。
一番奥まで進んで振り返ってみると、出入口から全く見えない死角だった部分に揺れる動物遊具が置かれているなど、現代の目線では危なっかしい構造になっています。
そして、3つの中では一番北にある北芝第2児童遊園。ざっと1,300平米ほどなので、決して大きな公園ではありませんが、3つの中では桁違いです。
園内は地形や植栽で4つのブロックに分かれており、うちひとつに大きな複合遊具が置かれています。
やや古いものなので、最近のもののように繋ぎ合わせることを前提としたパーツを複合させているわけではなく、本来は独立しているはずの遊具を色々と工夫をして一つに繋いでいます。
それは、滑り台とジャングルジムをネット遊具で繋いでいたり、
ジャングルジムと雲梯を2連ブランコで繋いでいたり、といった形です。
全部が繋がっているので、この公園の遊具の数は「1基」だということになります。
続いて、一段高いところにある休憩所のブロック。雨露はしのげませんが、木立に囲まれて程よく木陰になったところに、テーブル&ベンチが並んでいます。
そして、土敷きの広場。10メートル四方くらいのサイズですが、子供がちょっと遊ぶ分くらいには程よい広さです。
そして、一番奥まったところにある草敷きの広場。春でもくるぶしくらいの草丈があったので、夏になればかなりの草むらになる雰囲気がありますが、それはそれで生き物には喜ばれるので、バッタ採りなどが楽しめるかも知れません。
1本の道沿いに小さな公園が連なる北芝の風景でした。
(2024年4月訪問)
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