山手線の高田馬場駅から見ると、西側は少し高台になっており、中低層の住宅地が連なっています。その中に、高田馬場公園があります。
敷地はやや変形ですが、付近では大きめの公園で、ケヤキなどの樹木がよく育っています。
敷地は、東西方向に街区を貫く部分に、西側から南に突き出すような細長い部分が加わった鍵型をしており、大まかに東側が遊具コーナー、西側が健康器具がある広場、突き出し部が園地になっています。
東側の遊具コーナーにあるメイン遊具は、トンネル滑り台にロープと壁の横渡り遊具が付け加わったもの。おそらく、古くなった滑り台を入れ替えたものと思われますが、まだ新しくピカピカのものでした。
その時に砂場も新しくしたと思われ、こちらも真新しいフェンスに囲まれた今風のものになっています。
でもちょっとフェンスを大きくしすぎたかも。ベンチが狭いところに押し込まれています。親子でやってきて、砂場で遊ぶ子供を見守る距離と考えるとこんなものかも知れませんが、それ以外のユーザーは座りづらいように思います。
ちなみにこの遊具広場付近は、周りよりも少しだけ低くなっており、大雨の時に一時的に水を貯めて時間をかけて地中に浸透させる構造になっています。
この絵を見ると、改修前は砂場がもっと大きくて、雨水を貯める時には島状に残る構造になっていたのですね。これはこれで、雨上がりに遊びに来ると面白かったかも。
続いて西側のブロックへ進みます。
東西を区切る場所にあるケヤキの姿が美しく、目を奪われます。
西側ブロックにあるのは、健康器具のシマ。ここも園内では少し高くなっており、雨上がりでも体を動かせるようになっています。
並んでいるのは大人用の健康器具ですが、おそらく実際の利用者の大半は子供たちだろうと思います。
そして、西南の突き出し部の園地。園内の主導線からは少し外れているので、ゆっくりと座って休むのに適しています。
花壇も美しく、ご近所の皆さんが気を配って育てている様子が伝わってきます。
ここの中央に置かれている水景施設。上段に湧き出た水が、障害物によって速さを変えながら流れていき、下段に溜まります。
中にジャブジャブと入って遊ぶものではありませんが、手を入れて流れを感じたり、小さな葉っぱなど流して遊んだりができるようになっているので、ここでは水遊び場に分類したいと思います。
駅近の住宅地にあって、落ち着いた雰囲気を醸成している高田馬場公園でした。
(2024年4月訪問)
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