3609/1000　西山公園（神戸市長田区）-日本1000公園

No.2013 片山町公園を訪ねた際に「長田区を南北に流れる苅藻川を挟んで両側に丘があり、そのうち東側片方にあるのが片山町。もう片方は西山町」と書きました。それから時間が経ちましたが、ついに西山町に行く機会がありましたので、西山公園を訪ねました。

西山町のうち、北半分くらいの山沿いは、西山台という住宅団地になっています。

西山台の住宅地を抜けた一番奥が、西山公園。下写真の右側の坂道を登っていきます。

なかなか細くてキツい坂道です。軽トラなら通れますが、普通車だと少し厳しいので、公園内施設の清掃や補修作業が大変そうです。

路面に書かれた標語は「みんなの公園きれいに散歩」でしょうか。多分、人が歩いている先には、イヌが描かれていたのだろうと思いますが、それがなくなって、空手の稽古をしている人のようになっています。

道は九十九折かつ分岐があり、ところどころに小さな平坦地が配されており、どこか山城のような構造です。昔も今も、山の形を残しつつ平場を取ろうと思うと、形は似通ってくるということなのでしょう。

さて、坂道を登りきって、頂上部までやってきました。頂上部は、ざっくり1,000平米ほどの広場の外周部に、鉄棒や健康器具、パーゴラなどが配置されています。

もしかすると、元々はもう少し遊具があったかも知れませんが、現状では毎日軽い登山気分で登ってきて、体操などをするのに適した施設内容です。
神戸には、早朝のラジオ体操会をこうした場所で行なう習慣があるので、それにぴったりだと思います。

あと、これも「神戸あるある」なのですが、細い坂道を上って標高の高い公園まで行ってみると、実は別ルートの車道があって、公園のさらに奥に大きな建物が建っていることがあります。
ここもそのパターンで、公園横に建つ専門学校には、西山台の住宅地とは反対側から登ってくる坂道が通じています。が、そこから公園には道が通じていないという構造ですので、なにかお互いにもったいないことをしているようにも思います。