守口市北部の金田(キンダ)地区では、以前にNo.1870 金田きりん公園などを訪ねました。その金田地区にある山王権現神社の境内地が遊び場になっているのを見つけたので、記録します。
まずは主役の山王権現神社の社殿。周囲よりは幾分小高く、小さいながらも鎮守の森に抱かれて、社としての威厳を保っています。
なにの柱かはわかりませんが、宝暦9年(1759年)と刻まれた石柱があるので、その頃にはもうお祀りされていたのでしょう。
社殿に向かって右手の方には地蔵堂。
なんとか大天女と刻まれた、しめ縄の張られた岩などもあります。
神も仏も色々と集まってお祀りされているところが、かつての村人たちの思想を伝えているように思います。
いっぽう、社殿に向かって左手が少し広くなっており、そこに遊具が何点か置かれて遊び場になっています。
ジャングルジムは赤白青のトリコロールカラー。
その周りには、イヌともウマともつかない謎の象形遊具が置かれています。顔はイヌっぽいのですが、全体のシルエットがなんとも言えず。
異次元空間からニュ~っとキリンが顔を出してくる途中のようにも見えてきます。
でも正面からみると、やっぱりイヌっぽいんですよ。
「弥生遺跡から見つかった犬型土製品」と言われてもしっくりくる造形です。
近世以前の人々の記憶を今に伝えているかも知れない金田山王権現の遊び場でした。
(2022年7月訪問)
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