690/1000 日本へそ公園(兵庫県西脇市)

2014/05/29

宇宙遊具 西脇市 大きな公園 兵庫県

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兵庫県の内陸にある西脇市では、東経135度(子午線)と北緯35度が交差する点を「日本のへそ」とし、郷土のシンボルとしています。
その交差点を含む公園が「日本へそ公園」で、隣接地にはJRの日本へそ公園駅もあります。

念のためグーグルマップで座標"35,135"を検索したところが下の地図。しっかりと公園内の「日本のへそモニュメント」の位置を捉えています。


ちなみに、この場所は平成になってからGPS測量(WGS84)で測り直されたへそで、大正時代に初めに唱えられた際の日本測地系によるへそは、約438メートル離れた加古川河川敷にあります。

下の写真が新しい方のへそで、4本の柱の中心がそれにあたります。

公園内でも少し標高の高い場所にあたるのですが、このモニュメントができたおかげで普通ならあまり人が行かないような丘の上にも人の流れができており、公園運営の面からしても良い場所にできたものだと思います。

さて、そのほかの公園内を見てみましょう。
公園のエントランスは「星雲の道」。気持ちのよい並木道で、訪れた日には振袖姿の女性が写真撮影をおこなっていました。

そこから公園内に入ると「方位の広場」。へそを中心に描かれた世界地図がある円形広場です。
いかにも子供が遊び場にしそうですが、地図部分は少し膨らんでいて濡れると滑りそうだし、周囲の階段や方位盤などは角が尖っているので注意が必要です。

さらに進んで、水路跡のあるメタセコイアの並木道は「流星の道」。小さなプラネタリウムを持つ展示・体験施設「にしわき経緯度地球科学館テラ・ドーム」へと通じています。

並木の両側が芝生広場になっており、とくにテラ・ドームやその奥の遊具広場に用事がなく、公園でのんびりしたい利用者は、ここで十分に用が足ります。

公園のシンボルともなっているのが、テラ・ドーム。
クルル曹長、もしくは加トちゃんメガネのような独特の渦巻き模様がよく目立ちます。

正面から見ると丸い顔に羽が生えたような具合に見えますが、横から見ると顔の部分と羽の部分は別々の建物が廊下で繋がれていることが分かります。
顔の部分がプラネタリウムとして使われる映像ホール、羽が載っているのが天文台(天体望遠鏡)を持つ展示スペースになっています。

館内見学は有料。
展示はやや古くなっており、映像や機械を使うものの一部に「故障中」「調整中」がありましたが、一方で職員の手作りっぽい展示も加わっていて、けっこう楽しめました。

テラ・ドームの奥にあるのが宇宙をモチーフにした遊具広場。その名も「宇宙っこランド」。

神戸市には「こべっこランド」という屋内児童館的施設がありますが、まったく足元にも及ばないスケールの大きさです。僕たちみんな宇宙人!
でも、もともとは緯度・経度という非常に地球的なものが出発点だったのに、いつの間に宇宙に来てしまったのでしょう?

遊具はオリジナル品でしょうか、地球、月、惑星などをデザインに取り入れたものが多く並びます。
太陽系では、地球から滑り降りたり、惑星によじ登ったりできます。

これは土星?
斜めになったラダーの輪が、幼稚園~低学年くらいのチャレンジ欲をかき立ててくれます。

宇宙旅行は片道旅行。行きはぶら下がって飛んでいけますが、帰りは走って戻らねばなりません。

これは、いわゆるふわふわドーム。宇宙というよりは雲でしょう。いや、星雲?

こちらの巨大なすり鉢状のコンクリート滑り台は、その名も「ブラックホール」。どこからでも谷底に吸い込まれてしまいます。

森の中からはローラー滑り台が顔を出しています。
写真ではかなり長いように見えますが、じつは3本の滑り台があって、山の上から下まで行くには乗換が必要になっています。

そのほかにもステージやアメダス観測機器、古墳、美術館など盛りだくさんのへそ公園。
名前ほどにはふざけていない(失礼!)、楽しい公園でした。

おまけ。トイレもスペーシー!

(2014年5月訪問)

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