芦屋市西部を南北に貫いて流れる芦屋川。まちの構造上も景観上も重要な川ですので、川沿いには公園も多く、最上流にあるNo.3710 奥池園地や河口近くにあるNo.2190 芦屋公園などが本ブログに登場しました。
今回は、六甲山中の水を集めて流れ出した川が、市街地へと出てくる境界部あたりの川沿いに、縦に並んで設置された山芦屋公園と芦屋川緑地とを訪ねます。
まず上流側にある芦屋川緑地。緑地と公園、なにが違うと聞かれると意外に答えは難しいのですが、「公園の中でも、とくに緑の保全に重点を置いているのが緑地」くらいに思って大間違いはないでしょう。
ということで、ここ芦屋川緑地も、一つだけしかない出入口からしばらくは桜並木だけが続き、100メートルくらい進んだところにパーゴラ、その前に土敷きの広場だけがあるという構造です。
広場は全部でこれくらい。親子連れでキャッチボールができるかどうか、くらいの広さです。
むしろ、この階段を通って川で遊ぶ時に、集まったり休んだりするための場所として考えるほうがしっくりと来ます。

ということで下りてみました。川の流れとして見ると、急峻な山間部を抜けて中流に切り替わる付近ではあるのですが、なにぶん川の全長が短く急な六甲山系河川なので、流されてきた大石がゴロゴロする中に土砂が堆積して、草本が育っているような河原です。
と言っても、この平坦地そのものが、砂防ダムに堆積した土砂で作られているわけで、自然の地形ではありません。
足元に気をつけて、上流側の砂防ダムの麓まで歩いてみます。
砂防ダムまで来ました。残暑厳しい頃に訪ねたので、水音がとても涼しく感じます。
大石小石が混じって足場は悪いのですが、小学生くらいなら問題なくたどり着いて、しばらく遊べそうな環境です。
川の中から東岸を眺めると、斜面に張り付く階段式のマンション、奥の尾根上にはヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)の煙突が見えています。
そして、いちど町に戻って、下流側から山芦屋公園に入り直します。ここも出入口は一つだけです。
園内に入ると、右側(下流側)にパーゴラと背伸ばしベンチ、左側(上流側)に遊具が置かれています。
上流側の遊具コーナーも、これで全部。芦屋川緑地よりも敷地幅が狭く、かなり窮屈な感じです。
2連ブランコがあって、
その奥に滑り台。
さらに一番奥にパーゴラとベンチ。眼の前にある囲みは、元々は砂場だったのではないかと思われますが、いまは草むらになりつつあります。
パーゴラから先は、ドア付きのフェンスがあって、おそらくここで公園としては行き止まり。でも堤防上を歩いていけば、芦川緑地まで繋がっていることでしょう。
(2024年9月訪問)
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