神戸市の西部、駅で言えばJR塩屋~垂水のあたりは海岸段丘が発達しており、海沿いの国道(かつては浜辺であった)からみれば20メートルほど高低差のある段丘が続いています。
この海岸段丘から海に向かって何本もの滝が落ちていたため、あたりの地名は「垂水」に、また滝のそばに茶屋があったので「滝の茶屋」という地名もできたとの説があります。
城が山公園は、その崖上にある山陽電鉄「滝の茶屋駅」から西へ100メートルほど離れた場所にある小公園です。
昭和の終わり頃に目前の海岸が埋め立てられて下水処理場などがつくられましたが、それでも崖上から淡路島や明石海峡、大阪湾を眺める景色は美しく、地元の人ならみんな知っているビュースポットになっています。
そうした休息・憩いのための需要も考慮に入れてか、公園の西半分は石敷きの広場、花壇などになっており、東半分の遊具広場とは雰囲気を変えて整備されています。
また公園のスロープは、駅に向かう人達のショートカット路としても、かなり使われています。理由はどうあれ、使う人が多いということは、公園にとって良いことだと思います。
遊具広場の方は、青と黄色でまとめられた明るい雰囲気の遊具が並びます。
面白いのはカタツムリの形をしたラダー遊具。最下部の土に埋まっているところにもラダーがあるのかどうかが気になります。
そして、これは公園とは関係なく、道向いの駐車場の脇にある眺めのよい小屋。
六畳一間にトイレが付いたくらいの大きさですが、崖上の突先にあって、日がな一日、海を眺めているには最高の立地です。駐車場が機械式ゲートになる前は管理小屋として使っていたのかも知れませんが、今は空き家のようなので、なにか活用してみたいものです。
(2014年1月訪問)
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