泉ヶ丘北公園は、その中の変形の土地を巧みに公園にしており、建て込んだ住宅地の中でとくにレクリエーション面、防災面で重要な役割を果たすと思われる公園です。
公園の外周は、車がすれ違える幅の道路には面していません。
ですので、公園のエントランスは管理用車両などが駐車・転回できるように、少し広めにつくられています。
そのほかの出入口は、周囲の狭い道路と階段で繋がる形になっています。
あたりには行き止まり道や水路に蓋をしただけの細道も多いので、公園がそれらの接続路・ショートカット路となっている面もあります。
空撮で見ると琵琶湖のような形をした園内は、花壇やパーゴラで緩やかに3つに区切られています。
北側が幼児向けの遊具広場。小さな複合遊具やベンチがあります。
おそらく後付けで、樹のまわりにサークルベンチ(腰掛け)も設置されていますが、たぶん子供達が泥足でのぼって遊具代わりにすることの方が多いでしょう。
中央の広場にもブランコやジャングルジムがありますが、それを除けばそこそこ大きな広場になっています。
しかし広場の中心には樹が植えられており、野球などはできない構造になっています。公園のすぐ横まで家が迫っているので、ボールが飛び出していかないようにしているのでしょう。
南の端は、大人向けの健康器具が並べられた小広場になっています。
バネやオモリなどギミックのない、自分の体重で鍛えるタイプのものが中心です。
健康器具広場の横には、かつてはテント屋根が張られていたとおぼしき物件が。
これはこれで、フックの部分を使ってなにか運動ができそうな気もします。
立地的には厳しい条件ですが、色々な工夫があるように感じられる泉ヶ丘北公園でした。
(2014年1月訪問)
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