敷地の使い方としては、公園の中央に小さな広場を取り、外周に短いながらもプロムナード(散策路)を配しています。
低灌木の植栽も多めで、単純な遊具広場型の公園ではなく、憩いの場としての役割も意識された整備内容です。
この公園を特徴づけるのは、なんと言ってもコンクリート製のカブトムシの遊具。お尻や脇から上って、口というのか、角の下から滑り出てくる構造になっています。
しかし、ただ面白い形をした滑り台というわけではなく、横から上ったり、角や足にしがみついたりぶら下がったりして遊ぶこともできるので、本ブログで呼ぶところの「山遊具」のカテゴリーに入れて良いと思います。
そして造形的にも、爪先が分かれている感じ、大きい方の角の形、触覚もちゃんと生えているところなど、細かいところまで気を使っているな、と感じます。
もちろん本物とはずいぶん違っていて遊具用にデフォルメがされているのですが、つくった職人さんの研究がうかがえます。
そのほかにも中規模の複合遊具、砂場などもあります。
そして公園の入口には、気になる小屋がありました。
これは以前、同じ豊島区で蒸気機関車が保存展示されているNo.492 大塚台公園で見かけた時は「駅舎風」と思った詰め所建物と同型のものです。
最近では、まちなかの小さな公園にまで管理詰め所を置いて人を配置することは少ないと思うのですが、どうやら豊島区では過去にそれをしていた時期があったようです。いつ頃まで使っていたのでしょうか。
西巣鴨公園の詰め所 |
No.492 大塚台公園の詰め所 |
(2014年2月訪問)
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