4357/1000 摩耶海岸通公園(神戸市灘区)

2026/09/17

港にある公園 神戸市灘区 身近な公園 盛土山 兵庫県

神戸には、お釈迦様の母上である摩耶夫人(マヤ、マーヤー)を祀る摩耶山天上寺があり、これが建つ標高702mの山の名前も摩耶山(まやさん)。この山がよく見えるあたりの海岸線に、摩耶埠頭、摩耶海岸通といった町があります。

このうちの摩耶海岸通は、以前は神戸製鋼の大工場に含まれていた一角なのですが、阪神・淡路大震災後に復興住宅を中心とするHAT神戸として再開発され、この時に新しい町名として付けられたものです。
HAT神戸では、これまでにもHATゆめ公園西郷川河口公園なぎさ公園を訪ねていますが、なぜか記事になっていなかったのが、摩耶海岸通公園です。

地区内の幹線道路から園内に向かおうと思うと、いったん築山に遮られます。これは幹線道路をまたぐ歩道橋の橋台が、築山と一体化しているものです。

横を通り抜ければ平らなまま園内に入れるのですが、せっかくですので、いちど歩道橋まで上って、築山の高さを味わってみます。

振り返ると、集合住宅の間から摩耶山がよく見えます。
片側にだけアーチが付いた独特の形の橋とも相まって、記憶に残る景色です。

さて、改めて園内へと向かいます。
敷地は南北に細長い長方形状をしており、築山が北端、間に広場や遊具を挟んで、南端は海岸べりのプロムナードへ繋がっています。

築山を下山してから振り返ります。
緩い斜面の草っぱらになっており、子供が草すべりをするほどの角度はないのですが、代わりに走ったり転がったりはしやすい斜面です。中高年なら、歩き回って足腰を鍛えるのに良いでしょう。

山裾からは土敷きの広場が続いているのですが、使っている人がたくさんいたので通り過ぎて、大きなプランターの向こうの遊具コーナーへ向かいます。

いくつか置かれている大きなプランターには、小さなプレートで「このプランターは平成5年までこの地で創業していた神戸製鋼岩屋工場で使用されていた機材です。」と書かれているのですが、何に使われていたものでしょうか。
燃料の石炭や、ドロドロに溶けた熱々のものを運んだりしていたのでしょうか。

そういう目線でいくと、こちらの井戸の水を受ける部分も、なにかしらの工場機材のように見えてくるのですが、こちらには、そうした解説文は付いていませんでした。

井戸の先にはせせらぎ、そして池があるのですが、上記の井戸水だけでなく、ほかにも水源があっての水量なのかな、と思います。

遊具のメインは、とても角のしっかりした鋼材のシルエットが特徴的な、ジャングルジムと滑り台の複合遊具。
西郷川河口公園でも似たようなものがありましたが、角材の太さが違います。

このまま壁と屋根をつければ、住宅になりそうな外観です。

その隣には砂場と山遊具が複合したもの。
山遊具の周りが砂場になっていることはよくあるのですが、ここは頂上のカルデラが砂場になっています。

そして、遊具を越えて南へ進むと、海辺のプロムナードへと接続。境界部分のどこまでが摩耶海岸通公園なのかはわかりませんが、そんなことはあまり気にせずに繋がっています。
沖には摩耶埠頭という人工島があり、そこは現役の港湾施設なので、艀や内航船の姿が見えます。

海と山とに挟まれた神戸の町を、園内にいながらにして味わえる摩耶海岸通公園でした。

(2026年7月訪問)

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