渋谷区神宮2丁目の、ほどほどに繁華な通り沿いにある千原(せんばら)児童遊園地。
細い路地を間に挟んで2つのブロックに分かれていますが、2つ合わせても369平米の小さな公園です。
そのうち、北側のブロックは、ケヤキやサクラの木立の間に、複合遊具やトイレ、ベンチを巧みに置いた遊び場型のものとなっています。
とくに複合遊具は、「狭いところに上手に押し込んだなぁ」という感想が先に立ってしまいます。重機は入れにくいし、ケヤキの幹だけでなく根も干渉する位置なので、実際に工事にあたった方の苦労が見て取れます。
複合遊具に2種類の滑り台、ラダー、雲梯などが集まっており、そのほかにはキリン型5の揺れる動物遊具があります。
あと、ステンドガラス風のトイレの飾りが美しいですね。
トンボ、カブトムシ、チョウが飾られていますが、きっと戦前くらいまではこの付近で見られた、渋谷川沿いの野原の風景を偲んでのものではないかと考えてみます。
一方の南側のブロックは、ケヤキを中心に置いて、いくつかのスツールと花壇を並べた休憩園地タイプ。
2つのブロックの地盤は、それぞれが道路から20センチくらい高いため、スロープが設けられています。でも園内は狭いですし、周りの道の交通量も多いので、まっすぐに道路に向かうのではなく、一度曲がって出入りするようになっています。
千原児童遊園地でした。
(2025年4月訪問)
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