寝屋川市の高柳栄町(たかやなぎさかえまち)公園は、出入口がどれも路地の突き当りにあたるという不思議な小公園です。つまり街区の道路沿いには家々が建ち並び、その裏側、街区の中央に公園が配置されているわけです。
正確には、1つだけ突き当りではなく、その先にまだ路地が続いている出入口があるので、ここをメインエントランスと捉えます。
もっとも、この配置そのものは珍しいものではなく、鳥取市には“鳥取市街地の奥まった公園”とラベルを付けなくなるくらいたくさんあります。
ただ、それらと比べると、ここは思いの外に広い空間が家々の裏にあることが不思議です。道に接する場所が先に宅地開発されたために、裏に残った農地や荒地が接道条件を満たせずに開発できなくなり、そこに目をつけて公園にしたのではないかと考えます。
そして、その広場の中心に、ポツンとジャングルジムが置かれているのも、初めて見る人には少し不思議かも知れません。
まぁでも、これは理由がはっきりしていて、野球・サッカーを禁止するための実力行使なのでしょう。
様々な成長を促す組織的な遊びを禁じられた子供たちは、与えられた遊具で、決められた動きを繰り返すしかありません。
登って滑る、座って揺れる。
もちろん子供の知覚や体力を育む基本的な動きではあるのですが、これだけ場所があるのに、そればっかりをやっていろというのも気の毒な話です。
フジやサクラなどはあるので、大人たちは楽しいと思うのですが。
これからまだ、もう一変化あると嬉しい高柳栄町公園でした。
(2024年4月訪問)
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