No.3941で紹介したように、JR苫小牧駅の南側は表町(おもてまち)という町名ですが、北側は裏町ではなく木場町。王子製紙の木場が広い範囲を占めています。新生公園は、そんな木場町にあります。
1960年代まで木場など製紙工場の関連施設はもっと広く、いまの倍くらいあったところが、70年代以降に徐々に縮小されて町が開かれたので「新生」なのかな、と考えてみます。
園内は、大きな交差点に面して軸を伸ばしているシンボリックな広場と、木立に囲まれた広場、その2つの間にわずかな遊具と休憩所が置かれた空間の3つに分かれます。
シンボル広場の中でもとくに目立つものは、まず「花時計」と呼ぶべきか迷う大時計。
ブログ作者としては、文字盤部分に花が植えられて、その上を時計の針が通過していく形のものだけを花時計と呼びたいと思っています。ですので、これは「花壇に囲まれた大時計」と表現されます。
その奥には、水車のモニュメントを含めた噴水施設。訪ねたのが、すでに冬支度が始まっている晩秋だったせいか、水はまったく流れていませんでした。
2つ、ないしは3つの山と水車を組み合わせたようなモニュメント。
おそらく高い方の山から滝のように水が出て、水車を回すのではないかと思うのですが、動かないように止め棒が入っていることもあり、真相は明らかにはなりません。
そして、舗装されたシンボル広場とはまったく異なる趣の、木立の中の広場。
樹々が多いのでスポーツなどには使いにくいですが、ちょっと散歩したり、日向ぼっこをしたりするのには、ほどよい広さです。
そして、その2つの広場の間にある休憩所と遊具。休憩所の周りは弧を描く花壇に囲まれていますが、公園の立地や規模からすると、少し大きすぎるように思います。
市役所が、この面積に花を植え続けるのは大変だし、あと人に踏みつけられやすい場所にあることも花壇管理を難しくするように感じました。
そして最後は、遊具。それほど背が高くはないロープピラミッドがひとつだけ置かれています。
秋深い新生公園でした。
(2024年10月訪問)
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