苫小牧市の表町(おもてまち)は、駅の南側、ホテルや商業施設などが立ち並ぶ中心市街地です。ただ、北海道ならではというべきなのでしょうか、周りには全国規模の会社の支店やホテルなどがあるにはあるものの、それらの建築面積よりも駐車場のほうがずっと広いような土地利用なので、あまり混み合った市街地ではありません。
その中でも、少し南寄りの国道近くに、表町公園があります。
敷地は約3,000平米、その外周を道路よりも数十センチ盛り上げた植樹帯と芝生地とでぐるっと囲み、中央には石張りの円形広場を設けています。
ですが、芝生部分は、積極的に人が入って座れるような広場仕立てではないので、それほど有効に使えている感じではありません。
どちらかと言えば、「元々はもっと密に高木が植えられていたところで、大きく育ちすぎたものを伐り倒して、その後の再整備はしていない」といった経過が見て取れるような雰囲気です。
ですので、けっきょく座りやすいのはパーゴラの下くらいなのですが、ここもベンチの数を減らした形跡があり、いささか寂しいことになっています。
古くなった公園施設を撤去することまではしているのですが、その後に大きな改修や再整備を施すまでには至っていないので、この壁泉が止まっているのも、晩秋だからなのか、壊れているのかは分かりません。
黄昏迫る表町公園で、色んなことを思ってしまいました。
(2024年10月訪問)
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