3920/1000 鴨子が原公園(神戸市東灘区)

2025/04/30

神戸市東灘区 身近な公園 兵庫県

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神戸市東灘区の鴨子ケ原(かもこがはら)は、六甲南麓の斜面に開発された住宅地区です。
北は渦森台、東は住吉山手、西は御影山手と接し、大括りではそれらとあわせて「阪急御影駅から北側の、坂道ばかりの住宅地」を形成しています。

そんな鴨子ケ原の3丁目にある鴨子が原公園。
阪急御影駅からは、直線距離で1kmほどの間に、標高では130メートルほど上がったところにあり、住宅地と、その西を流れる新田川に削られた崖地との間の敷地を使った、細長い姿をしています。

細長く、坂に沿っているので、園内は細かく4段に切り分けられています。
一番上は、藤棚とブランコがある小段。4月半ばですが、フジの花が咲き始めていました。

ブランコは2連。小ぶりなものではありますが、なにしろ敷地の幅が狭いので、ブランコの柵と崖上の転落防止柵との間は、ひと一人が通れる程度しかありません。

続いて、上から2段目。鉄棒と砂場がある小段です。
敷地内に大きなクスノキがあって、全体に影を広げていますが、柵の外の斜面林の樹々もかなり大きいので、無理に園内に植えなくても良かったのでは、とも思います。

ベンチは腹筋ができるタイプの健康ベンチが設置されています。

そして上から3段目、ここには滑り台と、健康器具の腕立伏せ器が置かれています。

でもここで、少し違和感を感じたのです。上から2段めが、鉄棒・砂場・腹筋ベンチ、3段めが滑り台・腕立伏せ器となっていますが、本来なら、2段めが遊具コーナーで鉄棒・砂場・滑り台、3段目は大人向けで腹筋ベンチ・腕立伏せ器であるべきではないかと。

おそらく、なのですが、滑り台の場所が変更されていると思います。
昔は滑り台の出口が砂場に突き出している構造は、「飛び出しても柔らかい砂だから安全だ」と考えられて一般的だったのですが、今は「滑り台から落ちた時に砂場の縁で打つと危ない」、「滑り台の利用と砂場の利用が交錯して危ない」という風に考え方が変わっており、古い滑り台を交換する時などは、砂場とは離すようになっているからです。

だから、どこかのタイミングで、滑り台とベンチの位置が入れ替えられたのだろうと考えました。

そして腕立伏せ器の先に、最後の4段目。
ここは行き止まりで、クスノキなどが植えられた小園地になっています。

園外ですが、4段目のもうひとつ下には、灯籠とお地蔵様。
知恵地蔵というお名前ですが、開発以前の昔からこの付近に祀られていたのか、住宅開発がされたころにどこからか移ってこられたか、など詳しいことはわかりません。

お地蔵様&灯籠と公園との間には、ガケの林の中に入っていく歩道があり、ここを通れば御影山手地区への近道になります。

同じ年の3月と4月に続けて訪ねたので、よく見れば時期が違う写真が混ざっている鴨子が原公園でした。

(2025年4月訪問)

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