高円寺北公園は、その名の通り高円寺駅から北へ200メートルほど離れ、ねじめ正一の小説の舞台となった高円寺純情商店街にもほど近い小公園です。
園名標石の上に載っているのは「夢をつかめ」と題された作品で、手のようにも、亀のようにも見えるものが”夢”の字を掴んでいます。
面積は1,800平米ほどで、さほど広いわけではないのですが、大きく育ったケヤキやイチョウが園内を覆っており、とても緑豊かな印象を受けます。
季節を変えれば、秋の紅葉や冬木立など、また違った景色が楽しめそうです。
こちらは夏に気持ちが良い水遊び場。山の頂上から水が湧き出し、周りの白いところに薄く溜まるタイプだと思います。
林の下に、一所に集めずに、バラバラと遊具が配置されています。
大きいものでは複合遊具。滑り台が2本に雲梯や登攀壁なども複合しており、小学生くらいに適したサイズです。
4連ブランコは、大きな特徴がない昔ながらのタイプ。
幼児向けの滑り台や動かない動物遊具が集まる一角もあります。
幼児向けは、もう一つ古いタイプのパラレル滑り台もありますが、横に手すりになる柵がないので、親御さんが付き添って遊ぶ方が良いでしょう。
砂場は、微妙なサイズに2分割されたタイプ。あまり見たことがありません。遊び台があってネットが掛けられた方と、手前のパーゴラ屋根下の方と、どのように使い分けるのが良いのでしょうか。
純情とか夢とか、何かこう、日々の暮らしの中で忘れてしまいそうなことを訴えかけてくる高円寺北公園でした。
(2023年10月訪問)
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