3550/1000 お伊勢の森児童遊園(東京都杉並区)

2024/02/10

身近な公園 杉並区 東京都

t f B! P L

お伊勢の森児童遊園は、阿佐ヶ谷駅から北東へ700~800mほど離れた住宅地の中にある小公園です。
特徴的で由来を伝える公園名については、園内にしっかりと解説板がありました。

■現地の解説板より「お伊勢の森」

「お伊勢の森」はかつて、この児童遊園から区立杉森中学校にかけての一帯に広がっていました。それも時代とともに減少していき、現在面影を残すのは、この地のみとなりました。
「お伊勢の森」の名の由来は、この地が神明宮(旧称:阿佐谷天祖神社)の旧社地であり、祭神が伊勢神宮と同じことからです。そのため「元伊勢」と呼ばれるようになり、その後「お伊勢の森」と呼ばれるようになりました。
「天祖神社旧地」と彫られた石柱は、この地にありました。石柱の裏面には、
  老松や青く茂りて御伊勢山 ときの巣造る神徳の松
と、刻まれています。今では、貴重な存在となった特別天然記念物の「トキ」がすむほどに、静かな森であったようです。(杉並区 土木部公園課)

いつ頃まで神明宮がこの地にあったは知りませんが、今も敷地全体が小さな林のようになっており、往時の社叢林の姿を薄っすらと偲ばせてくれます。ただし、トキが営巣したというマツはなく、イチョウやケヤキ、シラカシなど公園らしい樹種ばかりです。

でも森の姿は変わっても、ちゃんとトキは隠れ住んでいまして、園内の一角に設けられた小さな塚の上にチョコンと座っています。

頭は朱鷺色ではありませんが、トキですよね。

さて、小さな園内ですが、林だけではなく、児童遊園らしい遊具も設置されています。
こちらは幼児向けのゾウの滑り台。

こちらはツリー型のブランコ。柱を時計と兼用しているタイプは、初めて見たかも知れません。

そして揺れる動物遊具。神社跡ですが、神馬とはとくに関係なさそうです。

樹木管理は大変そうですが、街かどに風情をもたらしてくれるお伊勢の森児童遊園でした。

(2023年10月訪問)

ブログ内検索 Search

アーカイブ Archive

地図 Map

問い合わせ Contact

名前

メール *

メッセージ *

Facebook Page

QooQ