江東区には、海辺(うみべ)という町名・地名があリます。
きっと16世紀に新田開発された頃は海辺だったのでしょうが、いまは一番近い海でも3kmほど離れた市街地になっています。
そんな海辺にあるのが川南海辺(せんなんうみべ)公園です。
園内のトイレの壁に、江戸時代の様子が書かれていました。時代小説で、ひとけが少ない決闘場所などとして登場する「十万坪」が、このあたりだそうです。
■深川洲崎十万坪
千田・海辺付近一帯は、昔は海岸の干潟であったが、江戸時代に埋め立てられ十万坪と称された。千田は享保8年(1723年)に千田庄兵衛たちが開拓したところである。
さて現在は480坪ほどの川南海辺公園。西に広場、中央に遊具を置いて、東側は少し細くなる敷地にベンチなどを配置しています。
近くにはもう少し規模の大きい公園や遊具の多い公園もあるので、ごく近所の皆さんの利用が多そうな雰囲気です。
夏の暑い日に、ステテコ姿で出てきて縁台で夕涼み、なんて使い方も楽しいかも知れません。
川なのか海なのか迷う川南海辺公園でした。
(2023年4月訪問)
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