六甲山麓から南へ流れ出る夙川と宮川という2本の河川に挟まれた丘陵の坂道の途中に、高塚公園があります。下写真で、右奥の樹が茂っているあたりです。
資料によれば、1969年(昭和44年)に区画整理事業によって整備された約4,000平米の公園です。
付近は閑静な住宅地なのですが、近年は宅地の細分化や斜面地開発による集合住宅の建設などが続いているために緑地が減少傾向にあり、公園の重要性が増しているとも言えるエリアです。
そんなことを考えながら園内に入ってみると、敷地の一部がフェンスに囲まれた池になっていました。
改めて周りの地形を見てみると、地形的には東向きの小さな谷の谷頭になっており、おそらくは元々はもっと広い池だったものを一部分だけ残して埋め立てて、公園にしたものだと思われます。
池は、外観としては「残した」という表現がぴったりで、とくに近づいたり眺めたりしやすいわけでもなく、茂みの向こう側に隠されています。
池の東側には、大きなパーゴラ。古いものですがフジがよく絡んでいて存在感があります。
池の南側は広場になっています。付近は全体的に坂の多い町なので、この面積の平坦な広場は貴重です。
広場とパーゴラの間に、面白い形の滑り台がありました。リボルバー滑り台とでも言えばよいのでしょうか。
黄色い部分が階段と滑り部、すなわち滑り台本体で、青い部分はラダー遊具、トンネル遊具としての機能を持っていますので、複合遊具だと言うこともできます。
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