中ノ宮竹林公園は、23区内にしては多くの農地や農家建物が残っている練馬区高松地区あたりにある公園です。ここの竹林も、元々は大きな屋敷の一角にあったものではないかと思います。
ここでは「その名の通り園内には竹林が」と書きたかったのですが、練馬区の都市計画資料を見ると、竹林部分は「中ノ宮竹林憩いの森」という名の別施設になっています。
「憩いの森」は練馬区条例に基づく保存樹林の一つで、民間が所有する樹林地を区が無償で借り受けて緑地として保存し、区民に公開するものです。
すなわち、奥に見えている竹林は公園ではないので、竹林公園にとっては借景のようなものです。
ということで、25メートル四方くらいの公園部分は、もっぱら花木林や花壇などの園地になっていました。
私が訪れた時は梅が咲いていましたが、モミジやバラなどもあって、園芸好きな個人のお庭のような雰囲気です。
寝転び加減でお庭を眺められるデッキ・チェアのような椅子もありました。
そして、こちらが「憩いの森」になっているモウソウチクの林。
公園との間にはゲートがあったので、決められた日の昼間だけ公開されているのではないかと思います。
個人的には、もう少しタケを伐って間を透かす方が好みですが、落ち着いた風景の中を散策できるようになっています。
公共(公園)と民間(竹林)が連携して、2つで1つの景色を生み出している中ノ宮竹林公園でした。
(2018年2月訪問)
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