1428/1000 椎名町公園(東京都豊島区)

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2017年現在、町名としては廃止された豊島区の椎名町(しいなまち)ですが、公園名と西武池袋線の駅名には残っています。しかし、私が椎名町と聞いて思い出すのは、1950年代のマンガ黎明期に手塚治虫を始めとするマンガ家たちが集ったトキワ荘です。

藤子不二雄Aの『まんが道』を始め、多くの作品やマンガ家たちの回想、エッセイなどに登場する「椎名町のトキワ荘」は、実際のそれを見たことがない人たちにもお馴染みの姿になっていると言えましょう。
藤子不二雄A『愛…しりそめし頃に』の一場面

しかし、それとはまったく関係なく、椎名町駅からわずか50メートルのところに椎名町公園があります。
豊島区のホームページによれば、この場所が公園として整備され始めたのは1978年(昭和53年)とのことですので、手塚治虫や藤子不二雄Aらがトキワ荘に集っていた頃には、まだ陰も形もなかったことになります。
ちょうど駅からトキワ荘に向かう道すがらでもあり、開園していれば作品中にも少しは登場したかも知れないのですが、『まんが道』では主人公たちは約1.5キロ離れたNo.798 哲学堂公園まで散歩に出かけていました。

さて現在の椎名町公園。園内は大きく3つの広場に分かれていて、それぞれにカラフルな看板が建てられています。
まずは子供の広場。子供が安心して遊べるよう、犬は入れません。

遊具は黄色と赤を主としたカラフルなもので、幼児向け、児童向けの大小の複合遊具、ブランコ、揺れるとしまななまるなどがこの広場にあります。

本ブログでは「サボテン」と呼んでいるタイプが2つくっついたような形なのですが、カニっぽいブランコ。

また、他の広場から「子供の広場」に入るところには、ツタの絡まるツインアーチ門がありました。私が訪れたのが冬だったので茂り方は今一つですが、季節が良ければもっと華やかになるのではないでしょうか。

門には小さなカゴが付けてあって、忘れ物入れになっていました。
公園に携わる方の優しさが伝わってきます。

続いては多目的広場。
子供の広場と比べて「自由に使える多目的」ですので、広場そのものはさておき、周囲に色々な施設がちょっとずつ置かれています。

こちらは幼児向けの動物遊具のコーナー。
カバとトカゲがいます。

オオトカゲ?ですよね。

また、別の一角には防災用の水道やかまどスツールが並んでいます。
遊具施設などの少ない多目的広場は、災害時に使うことも含めた多目的というわけです。

実際のところ、災害時にはこういう何の変哲もない広場が一番役に立つものです。

最後は、一番地味めの散策広場。
広場ではありますが、真ん中の方にケヤキやイチョウが大きく育っていて、確かに散策したい気分になります。

散策をしているうちに、体を動かしたくなる人もいると思うので、健康器具も何点か設置されていました。

駅近、スーパーや商店街にも近い立地で、広々として明るく、多くの人に愛されて利用されている雰囲気が伝わってくる椎名町公園でした。

豊島区による公園紹介ページ

(2016年12月訪問)

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