1371/1000 元池袋史跡公園(東京都豊島区)

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さて2017年。酉年の初めは、トリのいる公園から始まります。

それは池袋駅を西側に出てすぐ、ルミネのビルの向かいにある元池袋史跡公園です。
下写真で手前側は歩道が少し広くなったところ、横断歩道を渡ったところが公園ですので、ほんとうにビル街の一角だということがお分かりいただけるでしょうか。

公園の敷地内から後ろを振り返って見ても、このとおり。資料によれば、面積は約168平米です。

こんなに狭いところに苦労をして公園をつくっている理由は、かつてこの付近にあった池こそが「池袋」地名の由来だからなのでしょう。
園内には「池袋地名ゆかりの池」の碑が建てられています。

●池袋地名の由来
むかしこのあたりに多くの池があり、池袋の地名は、その池からおこったとも伝えられている。池には清らかな水が湧き、あふれて川となった。この流れはいつのころから弦巻川とよばれ、雑司が谷村の用水として利用された。
池はしだいに埋まり、水も涸れて今はその形をとどめていない。これは、むかしをしのぶよすがとして池を復元したものである。

東京都豊島区教育委員会

石碑寄贈 東京池袋ライオンズクラブ

ただ復元されているものは、どう見ても「池」というよりは「滝」「石組」なのは兎も角も。

で、ここから鳥が出てきます。
このように池袋地名発祥の地という重要なポジションにある公園なのですが、ここにフクロウのモニュメントが多数飾られています。
ハッキリとした経過がよくわからないのですが、豊島区では「池袋、いけぶくろ、いけ・ふくろう」という駄洒落のような話で、区のキャラクターをフクロウにしているようなのです。そう言えば、豊島区制70周年で登場したキャラクター「としま ななまる」もフクロウの姿をしていました。
「としま ななまる」の遊具(この公園ではありません)

そんなわけで、この公園もモニュメントの設置場所に選ばれたため、池よりも目立つ敷地中央に「梟の樹」なるメタリックなモニュメントが建てられています。
●現地の記念碑より「元池袋史跡公園 愛称:ふくろうの樹公園」
豊島区制70周年を記念して平成14年2月20日、豊島区役所区長室前に「三匹の梟像」が贈られました。この年の9月、池袋の地名発祥のこの公園に「梟の樹を創る会」が区のシンボル梟を集めたモニュメントを完成。本企画に賛同された皆様からご寄付をいただきました。此処にお名前を記録させていただきます。
梟の樹を創る会 (以下、寄付者の名前が並ぶ)

見ての通り樹の上のフクロウは随分と高いところにあって、見上げても何がなんだかわかりませんが、いちおう色々な種類のフクロウがとまっているようです。
足元のフクロウは一種類だけのようですが。

そして外周壁には、豊島区ゆかりの芸術家の方々によるフクロウのレリーフがはめ込まれています。
●現地の解説板より
平成14年(2002年)豊島区制施行70周年を記念して、9月28日完成。
公園の梟モニュメントは豊島区となる以前に昔この辺りに生息していたと思われる梟たちと、今世紀の初頭に絶滅の危機にあるといわれた梟たちです。
壁面に飾られている梟の絵は豊島区にゆかりある芸術家の作品です。
この梟の樹公園(元池袋史跡公園)から、梟像が置かれる路を梟の路と称して、此れに48通りの詩が刻まれています。第1号は豊島区役所の区長室前に置かれています。

私としては、この小ささですし、地名由来で行くと決めたのならその要素でしっかりと固めたほうが良い公園になったと思うのですが、後からフクロウが入りすぎて散漫になっているという印象です。

また、そもそも「なぜフクロウ?」というのが今ひとつよくわからず、同じ豊島区役所のホームページ内でもフクロウを推しているページでは区の形を「ふくろうが羽を広げているよう」、「区の鳥はふくろう」としているのに対して、豊島区全体の紹介ページでは区の形を「鳥が羽を広げたかたち」と呼び、区のシンボルは木:ソメイヨシノ、花:ツツジだけが紹介されていてフクロウには触れられていません。

いわゆるお役所仕事の匂いがプンプンしますが、以下自粛。
白地図はCraftMapを使用
http://www.craftmap.box-i.net/

そんなこんなで色々と振り回されている感のある元池袋史跡公園でした。

豊島区による公園紹介ページ

(2016年8月訪問)

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