1354/1000 富士前公園(東京都文京区)

4:00
富士前公園は、駒込富士神社北側の住宅地の中にある小公園です。社殿から見ると前ではなく裏側に位置していますが、この付近は1966年(昭和41年)までは「駒込富士前町」という町名で、公園は1963年(昭和38年)に開園しているので、町名からとられた公園名だと考えられます。

さて、文京区では2012年(平成24年)に『公園再整備基本計画』を策定し、これに基づいて区内全域で公園のリニューアルを進めています。富士前公園は、これの第一号として大改修を受け、2014年(平成26年)3月に再オープンしました。

下写真は丘に登って公園の半分ほどを見たところですが、外周部の植栽を少なめに(見通し確保と災害避難対応)、敷地の中の方に大きな樹木を残し(周辺敷地への枝葉の越境抑止)、スロープを増やし(バリアフリー対応)、健康器具や防災施設を多用する、といった今風の小公園の特徴が非常に強く出ています。

このスロープがある側の斜面など、かなり印象が変わったものと思われます。

一方で、もともとシンボル的な存在であったと思われる築山は残され、滑り台と組み合わせて再生が図られています。

ただ、滑り台のすぐ横には階段がないために、そこを子供たちが歩くことで斜面がえぐれてしまっていました。

築山の反対側にはネット登り遊具があるので、「滑り台とネット登りを12時と6時の位置に対称に置いて、残った3時と9時の位置には階段を置いて...」という思考の流れはわかるのですが、築山そのものの保全、子供たちの安全を考えると、滑り台の横には遠回りしないでも使える階段を作っておいた方が良かったように思います。

そのほか、既存樹木で残すところはしっかりと残す形で改修しています。

また遊具としては、ぶら下がり式のモノレールが目新しい複合遊具、

ムシ型3のスプリング式シーソー、

超幼児向けのブランコ、あるいは小学生の疑似サーフィン遊びなどに使える物件などがあります。

この平均台などは、子供も使えますが、どちらかと言えば成人の健康器具の色合いが強いように思います。

そんな感じで、色々とご近所の皆さんの意見を受けて明るい雰囲気に生まれ変わった富士前公園ですので、これからまた30年くらいはこのまま頑張ってもらいたいところです。

おまけ.
ところで冒頭の写真ですが、園名板の文字に角ポップ体(たぶんHG創英角ポップ体)という選択はどうなのでしょうか。ちょっと安っぽいというか何というか。
角ポップ体そのものが駄目というわけではないのですが、Microsoft Officeを買ったら無料で付いてくるフォントの割にクセが強くて印象に残るため、逆に「手作り感≒手抜き感」が出てしまうように思います。せっかくなので、看板屋さんのプロユースなフォントを使って欲しいところです。

(2016年6月訪問)

Share this

Related Posts

Previous
Next Post »