神戸市灘区の千旦通(せんたんどおり)は、区のおおむね中央部にある住宅地区です。その中の細道を入っていった目立たないところに、小さな千旦公園があります。
街区の中の立地は、住宅用地としては評価が高いとされる東南角地ですが、陽あたりの良さが悪い方に出たのか、樹木が茂りすぎで荒れた感じが出てしまっています。
とくに出入口横にあるパーゴラが茂りすぎなのが、全体の印象を左右しています。
また庭園・公園におけるパーゴラは、通常は下部にベンチを置くなどして人が休めるようになっているものですが、ここはただ日陰になっているだけで、パーゴラの下がまったく利用できない空間になっているのも微妙なところです。
園内は細長く、その敷地を最大限に活かすように、すべり台&砂場、揺れる動物、背伸ばしベンチなどが配置されています。
園内を反対側から見たところ。
ただでさえ広くない園内に、ボリュームのあるツツジなどの植栽が広がってきています。
これくらいの小さな公園は、通常の公園とは違って多目的な活用が難しいので、思い切って遊具は無くしてしまい、ご近所の方々のコミュニティを育む花壇や菜園として活用していくことも考えた方が良い場合があります。
外周沿道では一部その動きが始まっている千旦公園でした。
(2015年11月訪問)
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