946/1000 わかたけ児童公園(沖縄県宜野湾市)

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宜野湾市の真志喜地区は、沖縄戦直後から米軍に接収され、ずっと陸軍の医療関係施設が置かれていましたが、段階的な返還を経て1976年(昭和51年)に全面返還されました。返還後は、全47haで真志喜地区土地区画整理事業が実施され、おもに住宅地として現在に至っています。
本ブログでは「区画整理といえば小公園群」なのですが、真志喜地区にはどんな小公園があるでしょうか。

と言うことで、まずは「わかたけ児童公園」です。

入口を入ると、いきなり石の山があって道をふさいでいます。
壁面には「きけん のぼるな」と書いてあるので、遊具ではなく、渦巻き状の道を登って周りを眺める展望台であるようです。しかしよく見ると壁面に何かを取り外した跡を塞いだような箇所があるので、以前は滑り台、岩登りなどの遊具機能があったものが、老朽化や事故などで取り外されて山だけになっているのかも知れません。

とりあえず登ってみました。
園内が見渡せると言えばそうなのですが、設置当初よりも周りの樹木が育ってきているため、見晴らしは「そこそこ」と言ったところ。

石の山の裏側には遊具広場がありますが、木製パーツの多い複合遊具は「故障中」で全面使用禁止となっていました。

ほかにめぼしい遊具としては幼児向けのゾウの滑り台があるのですが、鼻の下の土が掘り返されて、幼児一人くらいなら埋められるような穴が開いていました。見たところ、設置場所が固く締まった土ではなく砂が多い土のために、子供でもちょっと頑張れば掘り返せるようなのです。
まぁこういうイタズラはたまにありますので、気がついたら埋めるしかないですね。

さて、さらに進んで、公園の中央にあって一番目立っているのは、この地区特有の豊富な湧水を活かした池と流れです。
No.945 森川公園でも触れましたが、この付近は普天間基地のある高台から地下を通ってくる水が湧き出る崖下にあたっており、区画整理地のすぐ隣には湧水を使った田芋畑が広がって宜野湾市の名物となっています。

この流れの始まりも、見たところ自噴泉のようです(写真中央の池底にある丸い穴)。
まちなかで、ポンプを使って無理矢理に水を引き回した公園は、水が涸れるとみっともなくなりがちなのですが、ここは水が豊富なので安心できます。

流れの中ほどに大きなカメの像が置かれた池があり、手押しポンプ、飛び石などもあって水遊びに使える仕立てになっています。

訪れた時(冬)には藻が多く生えており、入って遊ぶ感じにはなっていませんでしたが、夏前に少し掃除をすれば十分きれいな状態になると思います。

池から流れ出る水路も、生物生息というよりは子供の遊び重視の仕立てです。
カダヤシかなにか、小さな魚が泳いでいましたので、魚捕りもできると思います。

中央に池を挟んで、遊具広場の反対側には多目的広場があります。けっこう広いので、たいていの子供の遊びはここで済ませることができます。

ということで、湧水を軸にして個性的な景をつくりだしているわかたけ児童公園でした。
個人的には、そちらをもっと伸ばすように心がけて、過剰な大型遊具はもういいんじゃないかなぁと思います。

(2015年1月訪問)

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