この付近は古い木造戸建て住宅が密集し、細い道路が入り組んでいるため、防災上は課題の多い地区です。
そこで、公園内の地下には防火水槽が埋められ、また簡易水道消火装置(街かど消火栓)が設置されて防災上の拠点として活かされています。ちなみに防火水槽はおもに消防署員や消防団が使うもの、簡易水道消火装置はご近所の方が緊急的に使うもので、役割が少し異なります。
公園の仕立てとしては、間口が狭く奥が深い長方形の敷地で、三方を住宅に囲まれた一番奥に滑り台と砂場だけがあるという形で、正直なところ多くの人が利用しやすい形状の公園ではありません。
そこで「防災機能の強化により公園の再生を」ということなのか、植え込みにはビワやカキノキが植えられています(訪れた時にはカキの実がなっていました)。
樹木の混み具合からみて、おそらくは近所の方が勝手に植えたのだろう思われるのですが、災害時の非常食として考えられてのことだと想像します。
当初とは違った形で、地域にとって必要な公園へと変わろうとしている(気がする)駒込六丁目児童遊園でした。
(2014年9月訪問)
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