JR駒込駅の西手の方にある坂道が「妙義坂」と呼ばれていますが、その名の由来となったのが妙義神社。伝承によれば、日本武尊が東征の折に陣を置いた場所だと言うことです。
現在の妙義神社は、20メートル四方ほどの境内しか持たない小さなお社ですが、それに隣接して設置されているのが妙義児童遊園です。
行政の取り扱い上、都市公園ではなく児童遊園に分類されていますが、面積は1000平米近くあって、かなり広い印象です。おそらく、妙義神社の大祭が開かれる時など、この広さが有効に使われるのではないかと思われます。
広場の周りを大きく育ったサクラなどがグルリと囲み、全体が木陰になっています。
広いだけでなく、滑り台、ブランコ、鉄棒、揺れる動物などの遊具が一通り揃っており、トイレや水飲みも設置されていて、施設面でも充実しています。もっとも、滑り台を除いては古い施設ばかりですが。
また豊島区では、ある程度以上の広さがある児童遊園には、たいていトイレを設置していて、とくにここだけが充実しているわけではありません。
公園のつくり自体が古いことと、おそらくは神社のお祭りなどでの使い勝手も考慮に入れられたのでしょう、遊具が必要以上に隅の方に置かれているのが気になります。
例えばブランコ。サクラの樹に近すぎます。ブランコのフレームによじ登って、そこから樹に飛び移れそうな配置です。
こちらの鉄棒も、駐車場との境界壁に近すぎです。
また、写真右の高さから左の高さへの中間どころの無さは大変です。もう少し、子供の成長にあわせた「ステップアップ」について考えても良かったと思います。
近くには駒込小学校があり、それでいて公園の少ないエリアなので、まだまだ頑張って欲しいのですが、そのためにはもうちょっと時代にあわせたリニューアルが欲しい妙義児童遊園でした。
(2014年9月訪問)
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