熊本市南区の平成ニュータウンは、昭和末から平成初期にかけての大規模な土地区画整理事業によって開かれた街です。この時にJR平成駅が開業し、駅横を通る南北の幹線道路が平成大通り。これが平成さくら通りと交差するところに、平成中央公園があります。
交差点に面したところには、見上げんばかりのタワー。じつは区画整理事業の記念碑です。
これまでにも各地で区画整理事業の記念碑を見てきましたが、その中でもずば抜けて巨大で、例えれば、これまでは相撲取りの大きい・小さいみたいな話をしていたところに、急にガンダムが登場したくらいの桁違いさがあります。
しかし、大きいことだけが印象に残る空虚さが、平成初頭のバブル景気の時代を思い起こさせてくれます。せめて、公園を訪ねる人に愛されて、シンボリックな被写体にでもなっていれば良いのですが。
周りは噴水になっているようですが、訪ねた時は止まっていました。
さて、園内はと言うと、長方形をした敷地のうち、タワーが建っていた一角を除いた範囲が、真円形の盛土園路に囲まれた円形広場になっています。
盛土頂部から広場側、つまり円の内側は、階段状になっていますので、どこでも座り放題です。
一方、円の外側は芝生斜面になっており、公園の外を歩く人たちの目にも、緑が届くようになっています。
外周の一見すると歩道に見えるところも、せせらぎや日除けが置かれている部分は公園区域で、公園があることで気持ちよく歩ける道になっていることがわかります。
遊具については、2ヵ所に分けて設置されており、盛土上にはやや大ぶりな遊具たち。
おそらく以前からある複合遊具の横に、このごろ流行りの、障害を持つ子供でも遊びやすいユニバーサルタイプの遊具が追加されています。
それは例えば、車椅子でも登れる斜路がついた複合遊具や、
体を固定しづらい子供でも座れるように、背もたれやショルダーハーネスが付いたブランコなどです。
また、こうした遊具を置く時に忘れてはいけないのは、それを必要とする子供たちは自動車で移動することが多いということで、もとからあった防災倉庫の前を少しだけ改良して、遊具の近くに車椅子対応の駐車場を設けています。
1台だけでは頼りないのですが、無いよりはずっとマシです。
もう一つの遊び場は、低年齢層向けの遊具を集めた一角で、ゾウさんの滑り台や、揺れる動物遊具などが、フェンスに囲まれて安全な場所に置かれています。
ただまぁ、ちょっと周りが殺風景と言うか、幼児エリアに木陰を落とす、ドングリのなる大きな樹の1本くらいは欲しいように思います。
ショッピングセンターの隣だし、明るくて広々しているので、色々な利用が集まってきそうな平成中央公園でした。
(2026年8月訪問)















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