神戸市西区の西神南ニュータウンは、住居表示でいうと井吹台東町、井吹台西町、井吹台北町の3つに分かれます。
「井吹台(いぶきだい)」は、開発前の大字名である伊川谷町井吹から採られているのですが、公園名に使われている旧小字を神戸史学会編『神戸市小字名集』で確認すると、隣の櫨谷町のものがいくつか混じっています。
その分布を見ると、大半が井吹環状線という道路の外・北側にあるので、開発前とは地形が変わっているとは言え、おおむねその道路あたりに伊川谷と櫨谷の境界があったものと推察されます。
ということで、櫨谷町福谷の小字「城ヶ谷(ジョウガタニ)」から採られた、西神南城ヶ谷公園。住宅地の中で、四周を道路に囲まれたわかりやすい敷地形状をしています。
敷地の使い方に少し特徴があり、いちばん高い角から園内への導入路沿いの高低差を、階段や擁壁で処理するのではなく、緩い斜面にして、そこを林として仕立てているところです。
ひたすらに平坦にするのではなく、段切りに造成して細かい広場をたくさん取るのでもなく、こうした地形の変化を残すというのは、1990年代以降の開発で多く取り入れられるようになったものです。
地形そのものが遊びの素材になりますし、樹林の下は気持ちの良い休憩場所にもなります。
かと言って、地形に頼ってばかりでもなく、滑り台や2連ブランコなどの、オーソドックスな遊具もちゃんと置かれています。
これは、遊具としての呼び名は知りませんが、子供たちが集まれるテーブル&ベンチ。
大人が座っても構わないのですが、座ってみても休憩気分にはならないところが不思議です。形なのか、カラーリングなのか...
でもやっぱり、高低差と斜面が楽しい西神南城ヶ谷公園でした。
(2026年7月訪問)







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