No.4303 神武山公園の北麓一帯は、江戸時代には豊岡藩陣屋(藩庁)や武家屋敷が連なっていました。いまも往時を偲ばせる町割りや石垣などが残っていますが、そんな一角にあるのが、めぐみ公園です。
そんな立地にあるので、目立っているのは木造の門。豊岡藩陣屋内のどこかで使われていたものが、移築保存されているそうです。
でも大戸は閉まっているので、潜戸を抜けて中に入ると、「ここは豊岡市立の豊岡めぐみ幼稚園の跡地」だと刻んだ石碑がありました。1998年まで、幼稚園があったようです。
とすると、幼稚園だった時代には、この門を通って子供たちが出入りしていたのでしょうか。
立派な門なのに現地には何も解説がないので、色々と想像してしまいます。
さて、現在の公園。豊岡小学校と道一本はさんだ、1,500平米の児童向け公園です。
おおむね北半分に土敷きの広場を取って、南の方に遊具を集めています。
休憩所や遊具を適度に詰めて配置することで、広場と門との距離を取って、ボールなどが門の方に飛んでいかないようにしています。
遊具は、滑り台やブランコ、ジャングルジム、鉄棒など、児童公園としては標準的なものが並びます。
公園としての開園は、幼稚園が移転した翌年の1989年(平成元年)のことだそうですが、遊具はやや新しいタイプのものが置かれているので、途中でいちどくらい改修の手が入っていると思われます。
門や遊具に比べて目立たないのですが、市天然記念物になっている大きなシイの樹もあります。標柱には樹齢500年だと書かれていますが、樹高にすれば10メートルあるかないかくらい。
高さに比べるて幹が太く、大きくねじれていることが特徴です。幹がねじれるということは、風の影響などによって生育条件としては厳しい中で頑張っている樹だと判断できるので、高さの方に気を使っている暇がなかったのでしょう。
古木が子供たちを見守り続けている、めぐみ公園でした。
(2026年5月訪問)











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