武庫山ふれあい公園は、宝塚市武庫山の住宅地の中でも比較的新しく、2000年代になってから開発された一角にある小公園です。
やけに立派な石垣や、1本だけ不自然なほどに大きく育ったマツ等があるので、もともとは別の用途に使われていた用地ではないかと考えて調べてみましたが、よくわかりませんでした。
園内にあった看板には、マツは既存のもの、クスノキやモミジは移植したものと書かれていました。そして石積みは「城郭などに用いられる穴太衆積み」だとも書かれています。
穴太積と言えば、自然石をそのままの形で積み上がる野面積が特徴ですが、確かにその特徴が出ている箇所が見受けられます。
とは言え、普通に市役所が公園を整備する時に採用する技術ではないので、おそらく住宅開発をした事業者が整備をした後に市に帰属させた、いわゆる開発提供公園として作られたものでしょう。
開発提供公園は、開発事業者にとっては負担に感じられることもあって、ややもすれば狭くてショボい公園が作られがちなのですが、ここの場合は、周りの住宅地のグレードを高めるべく頑張って作ったものと思われます。
そう考えて眺めていくと、周りの住宅にも石垣がたくさん採用されており、住宅地全体のトーンを整えていることに気づきます。
また、公園施設と言えば広場と斜面地の花木植栽だけで、遊具も休憩所も置かれていないのも、遊び場というよりは「大きな共用の庭」のようなイメージで整備されたからでしょう。
でもきっと、開園当時はもうちょっとマツが多くて、小さなマツ林になっていたのだろうと思う武庫山ふれあい公園でした。
(2025年5月訪問)








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