神戸市北区のひよどり台は、1970年代後半から開発されたニュータウンです。周りを山々に囲まれて鉄道は通じていないのですが、市中心部の三宮駅、神戸駅、新長田駅などとバス路線があり、三宮からバイパス経由15分で着いてしまいます。
まちの中心には、商業、医療、公共施設、バス停などが集まった「ひよどり台センター」があり、その道向かいにあるのが、地区最大、約3.5ヘクタールのひよどり台公園です。
周囲を造成していく中で、元地形を一部残して公園に取り込んでおり、園内は大きく上下2段に分かれます。
下段の方が地区センターに近くて広く、上段はUR団地に接続する小さな遊び場になっています。また、上下段の高低差は25メートルくらいあるため、中間に保存された斜面緑地がけっこう大きく、そこも散策などに使える場所になっています。
地区センターから歩道橋を渡って園内は。右を見ると遊具とグラウンド、左を見ると地域福祉センターの建物が見えます。まずはグラウンドの方へ向かいます。
グラウンドとは言いましたが、全周を高いフェンスに囲まれ、バックネットもあって、完全に野球場仕様。地区の夏祭りなどにも使いやすい広さです。
グラウンドがある公園では、しばしばフェンスが敷地外周のギリギリまで達してしまい、園路を狭めてしまうことがあるのですが、ここは敷地が広いので園路がちゃんと取られており、安心して園内を一周できるようになっています。
園路際にあったオレンジ色の実は、たぶんトキワサンザシ。
ムクドリが突付いて食べているイメージを持っているのですが、きっと嘴の色に引っ張られてしまっているのでしょう。
グラウンド横の屋根が吹き飛んだ休憩所の遺跡のような、もともと屋根など架かっていなかったモニュメントのような謎物件の横を通り抜けて、斜面緑地部分へ向かいます。
少なくとも、ベンチは取り外されて、地面に痕跡だけが残っています。
こちらが斜面林。谷形状になっているところが何カ所かあり、少しずつですが水が集まってくるようです。
谷裾の一部に、小さな湿地を持つビオトープが作られていました。
住宅地から一歩外に出れば昔からの山・川・溜池が残っているエリアなのですが、とは言え、誰もが身近に触れられる都市公園の中に、こうした場所があることも大切です。
谷があれば尾根もある。ここからの遊歩道は、尾根をまっすぐ上っていくものになります。
そこを通り抜けると、上段の遊び場に出ました。
奥に見えるのはUR団地の5階建て住棟ですが、ひよどり台団地には住棟番号が100番台のものもあって、全部でどれくらいあるのかはよくわかりません。
ここだけでも、ざっくりと2,500平米くらいはあって、児童公園としては十分なサイズです。
ここでもパーゴラ遺跡風の休憩所がありました。
下のものよりとはやや構造が違っており、以前は屋根が架かっていた雰囲気が強く出ています。
滑り台の奥から、反対側の斜面緑地へと向かいます。
場所によっては、田舎の集落内のあぜ道のような風情も感じられます。
テッポウユリでしょうか、明るい里山で見かける花も咲いていました。
一周約700メートル、ひよどり台公園の旅でした。
(2025年11月訪問)



















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