寝屋川市の春日どんぐり公園は、府営の寝屋川春日住宅と一体的に整備された小公園です。
団地の東側に隣接して、幅10数メートルで南北に細長く続く敷地形状です。
滑り台が3本くっついた複合遊具をはじめ、園内は遊具ばかりで、明確な広場空間はありません。
ただ、最近になって園内の土地利用や施設を大きく見直すような大改修を受けたようで、ところどころにその名残を感じます。
例えばこれ、北端の植え込みの中、どの出入口にも接さず、誰も近づけないところに園名柱が立っています。
横にあるフェンスの半端な途切れ具合もあわせると、元々ここに出入口があったことが分かります。
そして、この出入口があった時は入ってすぐ、今は北端の行き止まりのところから園内を眺めると、左手側の低木植栽が新しく、まだ樹木がよく育っていないことがわかります。
サイズから考えると、北側の広場スペースを2/3くらいに縮めるための植込み拡大だと思われます。
このように順に見てくると、北半分の遊具はどれも新しく、理由は分かりませんが、北半分だけで大改修が行なわれた様子がよく伝わってきます。
その大改修を生き残ったのが、この鉄棒。
もともと何に使われていたのか、今はなんのために残しているのか、まったく分かりません。
「小公園にも歴史あり」の春日どんぐり公園でした。
(2024年4月訪問)
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