兵庫県三田市の富士が丘1丁目児童公園は、No.3858 車池公園と同じ住宅地内にある小公園です。
付近では、ニュータウン内幹線道路が掘り込み方式になっており、周りの住宅地の地盤よりもずっと低い位置を通っているのですが、この公園は道路際の崖上にあるので、遠くまで視界が開けて気持ちの良い空間になっています。
園内の地形は、平坦に造成された広場と、そこから緩傾斜で下りていく草敷きの遊び場とに大別されますが、広場の一角にポコっと飛び出た築山もあります。遊び場としては、この築山がミソ。
築山そのものの高さは2.5~3.0メートルくらいですが、さらにデッキ部の高さを継ぎ足した大型滑り台や、ラダー遊具と繋がる吊橋、土管のトンネルなどが築山を使って設置されています。
築山に遊具が加わることで、大型複合遊具とは違った魅力が生まれており、子供たちには人気だろうと思います。
ただ、ブログ作者としては、すごく長持ちする築山に、それよりは早く老朽化する金属製・木製遊具を組み合わせると、先に遊具部分が傷んで使えなくなってしまうことが心配です。
築山そのものと一体となる土木的な遊具、つまり人研ぎ滑り台や鎖ガケ登り、木製ステップなどの方が長く使えて、大人になっても、子供の頃に遊んだ公園の風景が続くというメリットがあります。
おそらく、この築山で最後まで残るのは、この土管遊具ではないでしょうか。
そして、築山の周りに続く広場。園内で平坦なのは、この部分だけです。
広場の一角には、2連ブランコ。
そして、パーゴラの向こうから、敷地は緩やかに下っていきます。
緩傾斜の部分は草敷きの遊び場になっていて、パイプ製の遊具がいくつか置かれています。
少し大ぶりの2連太鼓橋を見ると、ニュータウンが開発されて、この付近に子供が溢れていた時代を思ってしまいます。
時代は変わっても、見晴らしの良さが際立つ富士が丘1丁目児童公園でした。
(2024年5月訪問)
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