3860/1000 公光公園(兵庫県芦屋市)

2025/02/10

芦屋市 身近な公園 兵庫県

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さて、記事冒頭が少し重くなりますが、兵庫県芦屋市には、実在した平安歌人であり『伊勢物語』の主人公でもある在原業平の別邸があったと伝えられています。
それは伊勢物語の87段に「むかし、男、津の国莵原の郡、蘆屋の里に、しるよしして、いきてすみけり(むかし、業平が摂津国菟原郡の芦屋に所領があったので、そこに住んでいた)」と書かれているからで、江戸時代の地誌には業平の別邸跡があったなどという記述があります。

で、また別のお話である謡曲『雲林院』には、後の世の芦屋に暮らす、伊勢物語が大好きな公光(きんみつ)という若者が登場します。あまりにも好きすぎて、夢に導かれて京都・紫野の雲林院を訪ね、そこで業平から伊勢物語を語り聞かせてもらう、というあらすじです。

現在は、この2人にちなむ業平町、公光町という町が並んでおり、そのうちの公光町に公光公園があります。

でも園内の一角にある石碑には「是ヨリ南 濱之町」と書かれているので戸惑ってしまいますが、きっと昔の町名なのでしょう。

園内は、30メートル四方くらいの整った形をしており、中心部に大きく広場空間を取り、外周部に遊具を集めています。

遊具の中の中心は、少しだけ大振りな複合遊具。長めの滑り台に、2種類の斜めガケ登りが複合しています。

高くてあまりよく見えないところに、お猿もくっついています。

ブランコは2連。全体に赤みが強く、ビビッドな色合いです。

緑が濃く、明暗のコントラストが印象的な公光公園でした。

(2024年5月訪問)

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