剣谷第4公園は、西宮市の剣谷町~鷲林寺南町エリアのナンバリング公園の中ではもっとも標高が高く、約315メートルの位置にあります。
中心部は道路からも階段で3メートルほど登った先にあり、また分厚い植樹帯で遮られているので、行ってみないと何があるのかわからない場所にあります。
ということで、階段を登って入ってみました。
するとそこには、いちど隠しておいてから歩いて進むと景色が変わる見え隠れ、手前を広く奥に行くほど狭くすることで空間を広く見せる遠近法、正面に形の良い山を置く借景など、日本庭園にも通じる技法が用いられた小公園がありました。
遊具は滑り台&砂場とブランコ。
滑り台は標準的なものですが、砂場が変形で広いのが特徴です。滑り台の”受け”としての砂場と、砂遊びのための砂場を繋げてみたら大きくなった、と言ったところでしょうか。
もう少し引いて全体を見ると、この様になっています。ブランコが邪魔で走り幅跳びはできませんが、立ち幅跳びをするのには良さそうな砂場です。
1本柱のブランコは各地にありますが、ここの柱は、グラウンドの土ならしに使うトンボを地面に突き立てたような独特の形をしています。
さて、上の方で「奥に行くほど狭く」なると書きましたが、一番奥まで行ってみると、まだその先へと道が続いています。
しかしここでも道が曲げてあり、先が見通せないことで「この先に何があるのか?」というワクワク感が生まれるようになっています。
100メートルほど進むと、もう沢。夙川源流の一つです。
沢を渡った先にも道は通じていて、地理院地図で確認するとNo.3710 奥池園地あたりまで1時間ほどで抜けられそうです。
とは言え装備もないので、それはまたの機会にした剣谷第4公園でした。
(2024年4月訪問)
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