西宮市の剣谷町~鷲林寺南町エリアのナンバリング公園を巡るシリーズ。
今回の剣谷第5公園は、2つの町の境界にあたる川沿いの、剣谷町側にある小公園です。
下写真は、標高約250メートルの夫婦橋から公園を見下ろしたところ。手前の禿赭地は公園ではなく、対岸の奥のほうに土敷きの広場が小さく見えています。
流れているのは夙川の上流の一つで、No.3823 剣谷第4公園のラストに登場した沢が、500メートルほど流下する間に広くなったものです。
公園へは、橋の南詰から階段で下りることになります。出入口は、ここ一つだけ。
園名板のところまで進みましたが、奥の広場はまだ遠く、全容は見えません。
そして周りは川沿いの公園ではあるのですが、夙川の上流で砂防ダムがいくつも連なる区間でもあり、川とはしっかりと切り離されています。
対岸は、マツの切株だらけ。もともとはマツ林だったものが、何かの理由でひとまとめに伐り倒されたと思われ、荒涼とした景色になっています。
さて、トボトボと歩いて土敷きの広場のところまで来ました。広場は上下2段に切り分けられており、その間をガケ滑り台が繋いでいます。
上段の方が小さいのですが、サクラやモミジなど季節感の出やすいものが多く植えられており、川側の視界もいくぶん開けているので、のんびりするなら、ここまで入ってくるだけでも十分です。
でも今回は公園の全貌を探りたいので、劣化してザラザラになり、段ボールを持ってきてもあまり滑らなそうなガケ滑り台を通り過ぎて、下段の大きい方の広場に向かいます。
滑り台を見た位置から振り返ると、細長い広場が続きます。
ブランコや鉄棒もありますが、それよりも両側を擁壁と川沿いの植樹帯とに挟まれた広場の収まりが良く、ボール投げやフライングディスクなど、投げる系の遊びにも使えそうです。
広場の行き止まりは、コンクリート製の垂直壁。両側に不自然にフェンスが立てられているところを見ると、ボールをぶつけて投てき板として使いたくなりますが、本当にその目的で立てられているのかは不明です。
子供たちが遊ぶことを考えてか、川沿いの植樹帯が上の広場よりも分厚く、川の存在をほぼ感じさせないのですが、地面に大石が埋まったままになっているところで川沿いだったことを思い出させてきます。
入口は細くてかなり不安でしたが、勇気を出して奥まで行ってみれば、色々あって面白い剣谷第5公園でした。
(2024年4月訪問)
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