3664/1000　緑ケ丘2号公園（大阪府和泉市）

和泉市の緑ケ丘2号公園は、No.3662 宮ノ上公園や桃山学院大学がある丘の下、住宅地に面して設置された小公園です。 

元地形や造成の経過がよくわからないのですが、単純に丘の裾というわけではなく、丘と公園との間には、空堀のような鞍部が続いており、公園側にも大学側にもフェンスが立てられて、鞍部には入り込めないようになっています。
とても厳重なので、もとは水路か池でもあったのかと考えてみますが、今はまったく水があるようには見えません。

公園敷地は、この鞍部に沿って細長く配置されており、ほぼ全体が草芝敷きの広場で、少しばかりの遊具が置かれ、サクラが何本か植えられています。

以前は大きな樹がもう少しあったものを、伐採した跡もありました。この面積であれば、高木本数は、今くらいがちょうど良いと思います。

こちらは樹を伐った跡ではなく、コンクリート製の擬木遊具。
樹幹の微妙なねじれ方とか、枝を落とした後の感じとか、制作者のこだわりが見えてくる、良い擬木だと思います。

むかしの陶製の土管を使ったステップ遊具も、今は見ないものなので懐かしく思います。
作る時は、現場でコンクリートを流し込むのでしょうか。

路上駐車も困るけど、壊れた看板も美観を損ねるので、大学関係者もたまには見に来て欲しい緑ケ丘2号公園でした。

（2024年5月訪問）