3662/1000 宮ノ上公園(大阪府和泉市)

2024/06/22

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宮ノ上公園は、和泉市のニュータウン・トリヴェール和泉の一角にあり、桃山学院大学や市立の歴史館などと一体的に、丘陵地形や溜池を活かして整備された公園です。
溜池の向こうに見えている建築のうち、奥の大きな建物は大学、手前の赤い壁が見えるのが歴史館です。

園内は、ごく大雑把に言うと、この溜池の周りの低いところ、大学や歴史館に近い丘上の平坦地、その間の斜面樹林地との3つに分かれます。
ニュータウンの中では大きい方の公園なのですが、溜池や樹林地が大きな面積を占めるので、みんなが自由に使えるスペースは、意外に小さいという印象です。

溜池の周りは園路で一周できるのですが、半分くらいは平らで、もう半分くらいは傾斜地です。その継ぎ目のところがステージ状になっており、池を背景にしてなにやら演じたり、池を眺めたりする事ができます。

ただ、左側の傾斜地側の樹木が育ち過ぎで雑然としており、池を眺める景色としてはイマイチになりつつあります。

ステージに伸びてきている赤い壁は、歴史館へと続く壁、ただし飾り壁で、地面に垂直に突っ立っているだけです。
ブログ作者としては、こういうのはデザイナーの自己満足のためのもので、公園に利用者を惹きつける魅力にはならないと思うのですが、見る人はどう思っているのでしょうか。

でもこの赤壁に、No.3661 長池公園でも登場したアートプロジェクト“ART GUSH”の作品が描かれているところを見ると、“ART GUSH”の関係者たちも、この赤壁にはデザイン的な価値はなく、無味なキャンバスだと判断したことがうかがえます。

さて、延々と100メートル以上続く赤壁の横の階段を通って、丘上の平坦地に向かいます。

途中で歴史館と繋ぐ通路があるのですが、どうにも裏口っぽさが抜けません。
こういうところの構造をしっかり作り込むことのほうが、見た目の派手さよりもずっと大切だろうと思います。

そんな愚痴を言いながら、頂上につきました。
頂上の平坦地は、大型遊具ほか色々設置されている遊具コーナーと、草芝敷きの林間広場とに分かれます。

大型複合遊具については、高さはそれほどでもないのですが、デッキや吊り橋、トンネルなどいろいろな手段で横方向に広がり続いており、そうとう遊べるものが導入されています。

いちばん背が高いのは、赤いチューブ式の渦巻き滑り台。3階の高さから滑り降りることができます。

登る、滑る、這う、歩く、ぶら下がる等々、子供たちが体の色々な要素を使って遊び回ることができるところが、大型複合遊具の良さです。

ほかにも、幼児サイズの滑り台、ブランコ、揺れる動物遊具など、複合していない遊具も豊富なので、小学生の遠足、家族での休日など、色々な機会に訪れる事ができます。

ちなみに滑り台の側面パネルがこんな風になっているのですが、“ART GUSH” ではなさそうです。

そして、その奥に続く草芝敷きの広場。
周りの樹木が大きく育ってきて、広場としては少し圧迫感が感じられるようになっていますが、遊具コーナーの続きにあるので、遠足の時にお弁当を食べたり、鬼ごっこをしたり、色々な使い方ができます。

ほかにも、住宅に近いところに小さな広場があったり、森の中を抜ける小経沿いに古墳が移設保存されていたりと、面白いところがたくさんある宮ノ上公園でした。

(2024年5月訪問)

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