かつては日本一の高層ビルだったサンシャイン60を中心とするサンシャインシティですが、バリバリの大都会かというとそうでもなく、No.554 モーモー広場などで訪ねた東池袋の木造住宅密集地域と池袋駅東口の繁華街との境界部にあたるので、その周りには意外に小さな公園が散らばっています。
そんな小公園の一つが、東池袋4丁目公園です。
資料によれば600平米あるのですが、戸建住宅に囲まれた不整形の敷地なので、そこまでの広さは感じられません。公園が足りない地域で、頑張った先人たちの苦労が偲ばれます。
その中に、複合遊具、ブランコ、鉄棒などの遊具とトイレがコンパクトに収められています。
近所には少ない遊び場なので子供たちにとって重要な場所なのですが、それと同じくらい都会で行き場のないオジさんたちにとっても重要な場所です。
訪ねたのがお昼休み時だったこともあり、タバコを吸う人、弁当を食べる人、寝ている人などが散らばっていて、園内の写真はあまり撮れませんでした。
ほんの50メートルほどしか離れていない造幣局跡地に、2020年(令和2年)に大きなイケ・サンパークが開園したので、子供たちがそちらに流れて、オジさんだけが残っているようにも見えます。
「イケ・サンパークは人が多すぎるので、幼児連れだとこっちの方が安心だ」という需要もあると思うのですが、お昼時は避けたほうが良さそうです。
子連れのお母さんでは、これに「どいてくれ」って言うのは難しいですから。
以前は船型の遊具があり、全体的に海のイメージでまとめられていたのですが、今はそれもなくなり、錨だけが植え込みの中に沈んでいる東池袋4丁目公園。
近くに大きな公園ができたことで、意義や役割を少し立て直す必要がありそうです。
(2022年11月訪問)
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