No.3263で京都市左京区の一乗寺公園訪ねました。その公園種別は近隣公園、面積は約18,000平米。ところが、そこから北東へ500メートルほど離れたところにもう一つの一乗寺公園があり、こちらは街区公園で面積約2,500平米。
どうしてそんなことになったのか詳しい理由はわからないのですが、とりあえずこちらはカッコ書きで「ひいらぎ公園」という愛称が付けられています。
京都市にはNo.2475 扇町(天神)公園のように公式通称を持つものがいくつかあり、それらは市資料でも通称がカッコ書きで記載されるのですが、ここそれらとは違って市資料に「一乗寺公園」とだけ記されているので、やっぱり一乗寺公園が2つあることになります。
おそらく、No.1289、3184で登場した沖縄市の諸見里公園と同じ理由で、もともとは一乗寺公園と一乗寺児童公園だったものが、1993年(平成5年)の都市公園法改正で「児童公園」という公園種別が無くなった時に、公園名からも「児童」を削除してしまったために生じた事態なのだろうと想像します。
さてそんな一乗寺(ひいらぎ)公園は、太田川に沿った2つの敷地に分かれているようです。
「ようです」と頼りない書きぶりになったのは、川の東側には園名板などが見当たらなかったので、本当に公園なのか少し自信がないからです。
まず川の西側の、園名標柱が建っていて確実に公園だとわかるブロック。20m×70mくらいの細長い敷地をしており、その割にはイチョウやプラタナスなどが大きく育って、ちょっと圧迫感があるほどです。
細長い敷地なので、まとまった広場スペースはなく、全体にわたってバラバラと遊具が配置されているような形になっています。
目立つのは、京都市では標準的な、背の低い石の山滑り台。いまの安全基準からすると色々と不都合はあるのですが、見た目が個性的だし、長持ちするしで、非常によい遊具だと思います。
ねじれたラダー遊具と、その奥にはジャングルジム。おそらくラダー遊具だけが、わりと最近に入替えられたものと思われます。
そして鉄棒のずっと向こうに見えている「火の用心」の看板の裏側が、川の東側にあるブロックです。
東側ブロックには、ひいらぎ会館という地区集会所の建物があるのですが、その傍らに滑り台やブランコ、揺れる動物遊具などが揃っています。
揺れる動物は幼児用の遊具ですが、滑り台は大きいものが東側にあって、西と東とで児童用・幼児用を分けているということでもなさそうです。
市街地で住宅が近いので樹木管理は大変だろうと思いますが、川沿いの美しい景色を保って欲しい一乗寺(ひいらぎ)公園でした。
(2022年10月訪問)
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