神戸市須磨区にある須磨寺(すまでら)は、平安時代に開かれた真言宗の寺院で、付近一帯が合戦場となった源平合戦に因む事物を多く持つことでも知られています。
そんな立派なお寺なので、付近の町名も須磨寺町。そこにある須磨寺町公園は、阪神・淡路大震災後の道路整備にあわせて、今のような姿になった小公園です。
道路側にある記念碑的なプレートは、20年ほどでもうボロボロ。
写真と地図はもうダメですが、文字はかろうじて読めるので、完全に読めなくなる前に書き写しておきます。
■現地の解説板より
上の左の写真は、阪神淡路大震災直後に撮影したものです。
震災以前は、千森線の道路幅は6mで歩道も無く、カーブも多い見通しの悪い道路でしたが、平成7年からの都市計画道路千森線の整備により道路幅を22mに広げ、ゆったりとした歩道には街路樹として「カツラ」と「コブシ」を植え、市民の木の「シイノキ、イチョウ」など整備前の道路の面影を残しつつ周辺と調和した整備を行いました。
また道路整備に併せて、須磨寺町公園、お大師広場やポケットパークの整備も行いました。(平成16年3月 神戸市)
千森線からスロープを通って、公園内へと入ります。
道路から短い距離で4メートルほど高くなっているためスロープが大きな面積を占めており、場所を取られて少し歪な形をした園内に、なんとか土敷きの小広場を確保して、残ったところにパーゴラと遊具を詰め込んだような格好です。
周りの住宅地との距離はかなり近く、禁止されなくとも、ボール遊びをするにはけっこうな勇気がいる広場です。
もうちょっと緑や花のスペースが多い方が良いかな、と思う須磨寺町公園でした。
(2025年9月訪問)






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