問屋川緑道公園は、No.2943 網干公園から南へ200メートルほど離れたところにあるのですが、下写真のあたりから川沿いに数百メートル、そのまま海へと細長く続いています。
問屋川を挟んで化学品メーカー・ダイセルの大きな工場があるので、市街地と工場との緩衝帯としての役割も果たしています。
川と言っても小さなもので、かつての塩田や農地の排水用に、自然地形を利用しながらも人工的に形づくられた川のように見えます。
戦後しばらくまでは問屋川を挟んで東・西の塩田があり、廃止後に東側はダイセルの工場が拡張され、西側は住宅地になりました。いまは面影もないのですが、公園内に建てられた「塩田鎮守神 大黒祠跡」という碑が、わずかに歴史を伝えています。
「祠跡」と刻まれているとおり、園内を少し歩いてみても、祠の名残はとくに見当たりません。塩田の廃止とともに、その守り神だった大黒様もどこかに行ってしまったのでしょうか。
公園としては、市街地と遊歩道との結節点となり、ウォーキングなどの出発地として意識された整備がされている問屋川緑地公園。
この時はほんの入口までしか入っていないので、次に来る時はちゃんと先まで歩いて記事に加筆したいと思います。
(2021年11月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿