2817/1000 新開公園(沖縄県南城市)

2021/09/07

沖縄県 海辺の公園 身近な公園 南城市

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No.2815で登場した旧・佐敷町の馬天港は、戦後から1970年代までは米軍基地、漁業、物流等で栄えた港だったため、周辺人口がどんどんと増えていました。そこで住宅地が足りなくなったため、馬天港の南の海辺を埋め立ててつくられた町が佐敷新開(さしきしんかい)。
その町の海沿いに、新開公園があります。

古い時期の開発なので、今ほども公園と海岸との繋がりに気を使った整備にはなっておらず、公園からむき出しのコンクリート護岸や消波ブロックが丸見えなのですが、それはそれで「地元!」という気さくさがあって良いものです。
湾奥にあたり波静かなためか、護岸がそれほど高くはなく、視線を遮らないところも良しです。

海を眺めたあたりから振り返って、園内です。
中央に大きな芝生広場を取って、その周りをぐるりと園路が巡っており、遊具がない広場型の構造となっています。

施設として一番目立っているのは、園路沿いの一角に建てられた高さ5メートルほどの記念碑です。
この公園の整備経緯がシンプルな言葉で刻まれています。

■現地の碑文より
この地は、昭和47年琉球土地住宅公社の埋立てによる248,000平方メートルを佐敷村が買い受け字新開を設定した。それを記念に公園を建設し、村民憩いの場として提供す。
昭和53年3月 佐敷村

遊具はない、と書きましたが、大人向けの健康器具は何点か置かれています。
海岸沿いの景色の良いところを走ったり歩いたりして、合間に筋トレや柔軟もやりなさい、ということのようです。

外国だと、こういう海沿いでトレーニングができる場所には上半身裸のマッチョな男が集まってきて、それ以外の人たちがなんとなく近寄りがたくなってしまうことがあるのですが、新開公園の場合はどうでしょうか。

住宅地の中とは思えない爽快さのある新開公園でした。

(2021年6月訪問)

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