開園は2019年4月なので、まだできたてほやほやの公園です。
園名板の後ろに見えているところに、大型の遊具が何点か集められています。
まず目立っているのは、No.2234 山田町の中央公園でも同タイプのものを見かけた、海・波をモチーフにした大型滑り台。
半透明の波の滑り台の裏側も遊び場になっていて、夏の暑い日でも遊べます。
もっとも、本当に日差しが強い猛暑日になると、意外に蒸し暑いような気もします
こちらは木製の複合遊具。アメリカ製の明るい色合いのものです。
周りにもうちょっと緑がある方が、木製の良さが際立つように思うのですが、まだ開園したてなので、樹木の成長待ちです。
あとは、どこで撮影してもイマイチ存在感を表現しづらいロープピラミッド。
現地では確実に目立っているのですが...
そのほか、遊具コーナーには、揺れる動物遊具や休憩所、トイレなども揃っています。
一方、公園の半分以上は、芝生敷きの広場になっています。
広いので芝生管理が大変だろうとは思いますが、市の中心部にあり、周りに公共施設や商業施設もだんだん建ち上がってくるようなので、色々な遊びやイベントに使いやすくなることでしょう。
そして、私が訪ねたときには、まだ一部整備中のようだったのですが、震災遺構である「茶茶丸パーク時計塔」は、かつて駅前の商店街に置かれていた時計塔が、津波に襲われた時間で止まったままになっているものです。
■現地の解説板より「震災遺構 茶茶丸パーク時計塔」
茶茶丸パークは、魅力ある商店街づくりの一環として、平成7年度に、大船渡大通り商店街ポケットパーク整備工事により市が整備し、完成後は、市の中心市街地における市民や買い物客の憩いの場として親しまれてきました。
茶茶丸パークを整備する際、中心市街地のシンボル的存在として、「茶茶丸パーク時計塔」が東屋や水のみ場などと一体で整備されましたが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、午後3時25分で時の刻みを終えました。
震災の経験や教訓を風化させることなく後世に伝えるため、「茶茶丸パーク時計塔」を震災遺構として、復興の象徴となるこの夢海公園に保存することにしました。
その隣には、「史跡大船渡一里塚」の標柱。
こちらには経緯などが記されていないので詳細は不明ですが、おそらくこれもどこか他の場所から移設されたのではないかと思われます。
公園の目の前では、まだ大型防潮堤の工事が進められており、ちょっと落ち着かない雰囲気ではあるのですが、これから新しい大船渡のまちのシンボル公園として育っていって欲しい夢海公園でした。
(2019年7月訪問)
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