2015年の1月に訪ね、No.937として記事にした那覇市の前島中公園ですが、4年ぶりに前を通りかかると、これが全面的に大改修をされていたので、改めて取り上げてみたいと思います。
まず出入口がバリアフリータイプに改修されています。
しかし2015年の段階でも、いちおう手すり付きスロープにはなっていましたので、現在の基準に合わせた大きなものに変えるほどでもなかったかも、とは思います。
![]() |
2015年1月撮影 |
そして公園の印象を大きく変えたのは、敷地全体でのアスファルト系舗装の採用です。元々は全面が草敷きだったので、草刈りの手間を大きく軽減するようになりました。
同時に外周部の植栽も小さなものに入れ替えられ、全体として「緑」はずいぶん減ってしまった印象です。これは、「学校近くの交差点の角」という立地なので、運転手目線での安全性も重視して、見通し確保が目指された結果ではないかと思います。
以前に訪れたときは、ブランコ、ジャングルジム、シーソーがあり、また滑り台が撤去された痕跡のようなコンクリート基礎が埋まっているところを見ましたが、改修によってブランコだけになりました。
近年は、遊具の設置に関する基準などが厳しくなっており、ブランコを新たに設置する時には、その周りの安全領域(子どもが遊具から落下したり飛び出したりした場合に届く範囲)を広く確保し、そこに他の子供たちが入って来ないように対策を取らなければならなくなっています。
ですので、同じくらいの大きさのブランコを置いているのですが、柵で囲まれたブランコの敷地としては倍くらいになっています。
外周部の緑や遊具が減った代わりに、チンマーサー風の、ベンチも兼ねたような円形のツリーサークルが園内に2箇所、新たに設置されていました。
そして、「これはそのままだろう」と思い込んでいた塩田跡碑と梵字炉という2つの文化財アイテムも、よく見たら少しだけ位置が動いていました。
以前は近くだけれども別々、という印象の配置だったものが、完全に隣同士になっています。
こうピッタリ並んでいると、2つで1つという感じに見えてしまいますが、じつはとくに関連がないもの同士なので、以前のように少しだけでも離してあった方が良かったように思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿