1930/1000 天井川公園(神戸市須磨区)

2018/10/20

おもしろ滑り台 高架下の公園 神戸市須磨区 身近な公園 兵庫県

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天井川公園は、神戸市須磨区を流れる天井川沿い、阪神高速道路の高架下を利用した細長い公園です。
この公園の特徴といえば、とにかくこのカエル。というよりも大ガマ。

物語や講談に出てくる児雷也が乗っていた大ガマを彷彿とさせるこの物件は、滑り台とガケ登りを組み合わせた遊具になっています。
おそらく50年くらいはこの場所に座っていると思うのですが、神戸市内にはほかにコンクリート製の大型造形遊具が少ないので、かなり貴重な存在です。

背中から見たところ。滑り台に登るための明確な階段などはなく、途中まで梯子で登った後は、ガマの背中のブツブツに掴まって上まで行かねばなりません。幼児には、そこそこ高いハードルです。

正面から見ると、塗装の傷みが目立ちます。
高架下なので雨や直射日光にはあたりませんが、そろそろきれいに塗り直してあげたいところです。

俗に「四六のガマ(前足が4本指、後足が6本指)」と言いますが、ここのガマは前後とも3本指です。

さて、その他の園内。
高架下で下流を向いて座っている大ガマの背中の方には、土敷きの多目的グラウンド、コンクリート舗装されてバスケットボールなどに使えるコートなどがあります。

ここなど、雨は当たらないし、少々賑やかにしても周りへの影響が少ないし、若者が集まるには悪くない場所のように思います。
あまりハシャいでいると、ボールが川に落ちてしまうのが難点ですが。

一方、大ガマが見つめていた下流側には、複合遊具や砂場のある遊具コーナーがあります。
こちらは手すりのついた階段もあって、大ガマには登れない幼児でも楽しめます。

砂場には、パワーショベルがありました。やはりこの一角は、幼児向けに力が入っています。

と、色々あるにはあるのですが、やっぱり大ガマに尽きる天井川公園でした。

(2018年6月訪問)

【2019年12月追記】
地元の神戸新聞の報道によれば、この大ガマの滑り台は老朽化と安全上の理由から、来年1月に撤去され2代目にリニューアルされることが決まったそうです。
全国的には、こうした大型のコンクリート遊具を現在の安全基準に合わせて改修する事例も増えているだけに、少々残念な気もしますが、2代目のデザインに期待しましょう。

●神戸新聞記事 まるでアート 巨大「カエル」の滑り台、老朽化で撤去へ 神戸
https://www.kobe-np.co.jp/news/odekake-plus/news/detail.shtml?news/odekake-plus/news/pickup/201912/12965996

【2023年9月追記】
上記事の通り、2020年の春に2代目に生まれ変わったのですが、それから随分と時間が経って、ついに現物を拝見する機会を得ました。

パッと見た外観は変わっているのですが、全体の色合いや背中のブツブツが初代を踏襲しており、以前からのイメージをよく踏まえたリデザインとなっています。

初代は背中側を登り滑りする背中重視のスタイルでしたが、2代目は背中から登って口から滑り出す一方通行になりました。

背中には階段も作られたので、幼児でも安心して遊ぶことができます。

足指の本数は、初代にならって前後とも3本指です。

昭和ゴジラと令和ゴジラ程度の違いほどでもない、天井川公園の大ガマ遊具でした。

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