大月台北公園は、神戸市灘区の山手も山手、海抜230メートルを越える大月台の住宅地にある川沿いの急斜面地を段切りにして作られた小公園です。
川と言っても、もともとが山あいの谷川で、細く急峻な様子はほとんど滝のようなものです。
そんな滝のような川の横なので、公園も冗談みたいな高低差&段切りになっています。
下写真は、最上段にある休憩所付近から下を覗いたところなのですが、平面投影すると、使用可能な平場の面積よりも階段の面積のほうが大きいのではないかと思うほど。
園内全体で20メートルくらいある高低差を、一つ一つのサイズはこれくらいの平場に段切りして処理している格好になります。
そんな狭っ苦しい中にも、いちおう滑り台やラダー太鼓橋などの遊具が置かれていて、宅地開発が華やかだった頃には、子供たちで賑わっていたのではないかと思わされます。
しかし、今はどちらかといえば草むしているところが多く、あまり人気はありません。
段切りされた公園から、徐々にただの斜面林に返りつつあるように見えた大月台北公園でした。
(2018年7月訪問)
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